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語れ、内なる沖縄よ~わたしと家族の来た道~

エリザベス・ミキ・ブリナ  著

石垣賀子  翻訳
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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2024年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 352p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784622096689
商品コード 1038004131
NDC分類 936
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年03月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/03/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038004131

著者紹介

エリザベス・ミキ・ブリナ(著者):(Elizabeth Miki Brina)
沖縄系アメリカ人。1981年、シカゴ郊外に生まれ、ニューヨーク州フェアポートで育つ。母は嘉手納出身の沖縄人、父はニューヨーク市出身のイタリア系アメリカ人。ブレッド・ローフ‐ローナ・ジェフ財団奨学金、およびニューヨーク州夏期ライター講座奨学金の受給者。ニューオーリンズに暮らし、教えている。本書がデビュー作。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
石垣賀子(翻訳):(いしがき・のりこ)
翻訳者。静岡県出身、神奈川県在住。立命館大学産業社会学部、ウィスコンシン大学(英語言語学専攻)卒業。訳書にトムソン『ひとくち哲学』(2023)、サザーランド『スクラム』(2015)、ブー『いつまでも美しく』(2014、以上早川書房)、ロングスタッフ『ひみつの地下図書館 4 あたらしい船出』(共訳、ほるぷ出版、2022)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

内容

「わたしは一編の沖縄の物語。一編のアメリカの物語」(第26章より)
1970年代はじめの嘉手納のナイトクラブ。戦後間もない沖縄で生まれ育った母と、ベトナム帰還兵だったイタリア系アメリカ人の父はそこで出会った。ふたりのあいだに生まれた著者は、ニューヨーク州北部の町の白人文化のなかで育つ。アジア系のマイノリティとしてアメリカ社会に生きる葛藤は、英語が不得手でまわりとちがう母への反発と軽視へと変わり、その背景にある沖縄の言葉や文化も遠ざけてきた。
しかし、仕事や恋愛でさまざまな経験を重ねるなかで、異国で母が抱えていた苦悩、言語の壁、沖縄・日本・アメリカのあいだの不均衡な力関係に気づき、母に対する見方は変化していく。さらに、両親と沖縄を訪れて親族と触れ合い、豊かで複雑な歴史を学ぶなかで、内なる沖縄への自覚は徐々に強まっていった。
自身の半生と沖縄の歴史を織り交ぜてつづり、多くの書評で高く評価された回想記。

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