グロリアクラブ 第85回例会のご報告

「百萬塔陀羅尼の謎—なぜ印刷だったのか?—」

中村一紀氏(宮内庁書陵部図書課)

2008年7月4日(金) 於:日本出版クラブ会館

グロリアクラブ第85回例会は、宮内庁書陵部図書課の中村一紀(なかむらかずのり)先生をお迎えして、奈良時代の経典「百萬塔陀羅尼」についてご講演いただきました。
永年にわたり書陵部所属古典籍類の保存管理部門を担当された経験やご自身の古典籍の書誌的研究をふまえ、「百萬塔陀羅尼」はなぜ写経でなく印刷によって作製されたのか等、これまで見過ごされてきた疑問への新説など興味深いお話しをしていただきました。