世界子ども学大事典

最新の学術的成果を反映し
全体像を幅広い視野でとらえた
子ども学研究の金字塔!

【概要】

新しい知的な活力に満ちた研究分野

 子どもの実態と子ども観の歴史は、いまでは新しい知的な活力に満ちた研究分野になっている。それは、人類の過去と現代における社会経験への洞察をもたらしてくれるものである。本書は、最もすぐれた研究者による解説論文を集成し、グローバルな視点と学際的な観点の両方から主題にせまることによって、この分野を定義づける広汎な課題について、必要な概要を関心のある読者にお届けしようとするものである。編集者は、寄稿者を選んで執筆者を決めるなかで、この事典が研究者だけでなく一般読者の興味もそそり、発展中の社会調査分野の最先端の学術成果について、研究に着手する有意義な手段も提供できる事典にすることを目標にした。

 歴史学者たちは、こうした伝統的な歴史学の堅固な壁をうち破るなかで、子どもたちの存在をその視界に入れるのを可能にした。現実の政治からほとんど排除されていた子どもと青年は、家族、学校、工場や農場での労働現場など、いたるところで歴史学者の視界に入ってくるようになった。子どもという存在を歴史のなかで発見することは、1960年代と1970年代初期に新しい社会史という分野で研究しはじめたわたしたちの多くにとって、知的な興味をそそるものだった。こうした新しい学問研究のすべての分野の成果を初めて網羅したものが、この『世界子ども学大事典』である。

 文化がそれ自体をどのように定義し、子どもの社会化の文化的手段をどのようにつくり、さらには、かれらの未来をどのように支配しようとしたのか、そのことに子ども期が果たしたきわめて重要な役割について理解が深まったことは、おおきな知的興奮をおぼえるものだった。1960年に、フィリップ・アリエスによる、新時代を画する重要な著作『〈子供〉の誕生』は、歴史家たちが、子ども期それ自体をひとつの発明されたもの、すなわち超越的なカテゴリーではなく、歴史的につくられた現象として考察するよううながしした。ヨーロッパ社会が、広範囲におよぶ社会的な差異化の一部としてどのように子ども期を分離したのか、その複雑で微妙な議論とつながりながら、17世紀以前には子ども期という感覚がなかったという論争をまきおこしたアリエス氏の命題は、広汎な学問分野での探求を刺激したのである。

──本書「序文」より

世界こども学大事典

編:ポーラ・S・ファス

監訳:北本正章

発行:原書房

ISBN : 978-4-562-05332-2

判型:B5判上製 本文2176ページ

子どもの文化を総括できるもの 神宮輝夫 児童文学者・青山学院大学名誉教授

わたしは、イギリスを中心に発達してきた子どもの文学を主な研究対象として研究にたずさわってきました。子どもの文学の研究といえば、長いあいだイギリスが中心でした。  ですから、ロビンソン・クルーソー研究を考えれば、あっというまにたくさんの研究書を読むことができました。子どもの文学の歴史について、と問われれば、ハービー・ダートンの『イングランドの子どもの本』(F. J. Harvey Darton, Children's Books in England : Five Centuries of Social Life, Cambridge University Press, 1932; 3rd Edition, 1999)がすぐに出てきました。イギリスをはじめとして、世界的に名の知れた子どもの文学の研究書は読むことができたと思います。  子どもの文学に対する強い興味が、その後たくさんの児童文学研究書を出版させてきていると思います。それと同時に、21世紀も、すでに20年近くになりますので、10年単位のまとめも必要でしょう。しかし、考えてみると、もっと年代をひろげたものも必要です。  それよりなにより、子どもの文学にこだわらず、子どもの文化を総括できるものがなくてはなりません。子どもの文化が、文学をその一部として語られるべきときが来ているとわたしは考えています。子ども学論として考えなくては論じられない時が来ているとわたしは思います。  日本語版『世界子ども学大事典』を、心から推薦いたします。

「現代子ども学」研究の金字塔 野上暁 評論家

「子ども学」は、子どもを対象とした学際的な学問として、佐野美津男が1970年代にその必要性を提唱したもので、80年には、みずから『子ども学』と題する著作を刊行した。同年、柄谷行人の「児童の発見」が書かれ、アリエスの『〈子供〉の誕生』も邦訳されるなど、日本の子ども研究が新たな一歩を踏み出し、「子ども学」という概念もしだいに定着してきた。  しかし、「子ども期」を総合的にとらえる学際的視点の構築のむずかしさから、「子ども学」の体系化はほとんど手つかずの状態だった。この本はその困難さを、世界各国のさまざまな専門分野の研究者による最新の学術的成果をとりこむことによってのりこえ、人類史を視野におさめた子どもの存在の全体をとらえる画期的な一冊に仕上っている。  子ども文化や子どもの文学、児童教育や児童福祉など、子どもにかかわる研究者にとっては必携であるのはもちろんだが、項目の立て方が新鮮で、しかも解説のそれぞれが読み物としても面白い。「子ども期のイメージ」などは、新書一冊に匹敵するようなボリュームがあるし、「日本の子ども」「中国の子ども」などの項目は、比較文化論的な感興をそそる。サブカルチャーにかんする項目の記述も興味深い。今回の日本語版『世界子ども学大事典』の出版は、まさに「現代子ども学」研究の金字塔である。

「子ども図像学」研究の宝庫 森洋子 西洋美術史・明治大学名誉教授

西洋美術史では、「子どもの図像学」をテーマにした研究書が意外と少ない。それは、子どもの人口動態の推移、「子ども期」の歴史的研究、大人の子どもに対する感情生活の歴史、貧しい子どもの労働、小児医学の形成時期など、専門外の分野へのアプローチがなかなかむずかしいからだ。こうした需要に対し、本事典はグローバルで有益な研究論文(文献リストつき)を満載している。 中世のネーデルラントの親たちは、子どもに遊具・玩具をあたえ、その身体や頭脳の発達のために「エネルギー、時間、金銭を費やした」ことが考古学的資料からも立証された(Annemarieke Willemsen, Kinder delijt, 1998)。つまりフィリップ・アリエスとは異なる子ども観である。また本事典では、ポスト・アリエスの新しい研究論文をも知ることができる。  西洋美術史では、「子どもの表現」の歴史的な相違を様式的に分析することは基本であるが、社会史的、文化史的な文脈で解釈するとき、本事典は宝庫となろう。たとえば、17世紀オランダの画家G.メッツの《病気の子ども》の歴史的背景にある、日常生活の衛生状態と接触伝染病の多様性を知ることができる。18世紀イギリスの画家W・ホガースの《残虐な四段階》は、動物(犬、猫、鶏)いじめをする少年が、やがて窃盗や殺人の罪で死刑囚となるという教訓画だが、本事典の「ペット動物」の項目から、子どもが動物を擬人化したり、自分を動物とは異なる「存在論的にユニーク」な人間と認識する (認知科学)といった情報がえられる。18世紀フランスの風俗画家J・B・グルーズの《小鳥の死を嘆く少女》は、若い娘に純潔の大切さを教える風俗画であるが、ルソーを中心とする啓蒙思想の「思春期論」との対比を意識させられる。  全訳された本事典の魅力のひとつは、原書巻末の一次資料をもとに、日本語の文献をくわえた50点の「子ども学の基礎資料」を編纂し、原書の133点の図版・写真などに約190点増補しただけでなく、さらに文中で言及された地名、歴史的事項、人文主義者、思想家、人類学者、教育論者などをていねいに訳注で解説している点である。このように原書をさらにレベル・アップし、21世紀の「子どもの発見」に寄与した日本語版に敬意を表したい。

【掲載項目】

※ 青色部をクリックすると項目が開きます。

1 子ども期の歴史と理論(History and Theories of Childhood)

遊び

遊びの理論

アリエス、フィリップ

アリストテレス

ヴィゴツキー、L・S

エラスムス

啓蒙思想

子ども期の社会学と人類学

子ども期の理論

子ども期の歴史(アメリカ)

子ども期の歴史(ヨーロッパ)

子どもの発達概念の歴史

進歩主義教育

中世とルネサンス時代のヨーロッパ

デューイ、ジョン

バゼドウ、ヨハン・ベルンハルト

プラトン

プロテスタントの宗教改革

ペスタロッチ、ヨハン・ハインリヒ

ライト、ヘンリー・クラーク

ルソー、ジャン=ジャック

ロック、ジョン

2 グローバル展望のなかの子ども期(Childhood in Global Perspective)

アフリカの子ども

イスラエルの子ども

イスラム社会の子ども

インドと南アジアの子ども

インドにおけるイギリスの植民地支配

オーストラリアの子ども

カナダの子ども

貴族の教育(ヨーロッパ)

共産主義の若者

近世ヨーロッパの子ども

グローバリゼーション

啓蒙思想

現代アフリカの誘拐

国際組織

国連子どもの権利条約

古代ギリシア・ローマの子ども(概観)

古代ギリシア・ローマの子ども(自己形成)

子ども期の比較史

児童労働(発展途上国)

少年司法(国際的状況)

少年兵(グローバルな人権問題)

中国の子ども

中世とルネサンス時代のヨーロッパ

中東社会の子ども

日本の子ども

ニュージーランドの子ども

東ヨーロッパの子ども(バルカン諸国)

東ヨーロッパの子ども(ポーランド)

ブラジルの子ども(現代)

ブラジルの子ども(歴史)

ユニセフ(国連児童基金)

ラテンアメリカの子ども(概観)

ラテンアメリカの子ども(植民地主義)

ラテンアメリカの子ども(中央アメリカの戦争)

3 歴史のなかの子どもたち(Children in History)

遊び

アリエス、フィリップ

育児

イスラエルの子ども

おむつと排便訓練

学生の政治活動

家族類型

カトリック

近世ヨーロッパの子ども

啓蒙思想

古代ギリシア・ローマの子ども(概観と自己形成)

子ども期のイメージ

子ども期の比較史

子ども期の歴史(アメリカ)

子ども期の歴史(ヨーロッパ)

子どもの遺棄

子どもの感情生活

里子制度

しつけ

『児童の世紀』

児童労働(ヨーロッパ)

小皇帝

少女期

少年期

勝利の女神の少女たち

初期キリスト教思想

スカッツバラ少年事件

捨て子

ズートスーツ暴動

聖書と子ども

青年期と若者期

相続と財産

祖父母

中国の子ども

中世とルネサンス

通過儀礼

徒弟制度

日本の子ども

年齢と発達

ヒトラー・ユーゲント

ファシズムの若者

ブレイス、チャールズ・ローリング

プロテスタントの宗教改革

ベビーブーム世代

ボーイスカウト

ホロコースト

ルイ13世の幼年期

4 育児と家族関係(Parenting and Family Relations)

愛情

怒りと攻撃

育児

ウェイランド、フランシス

乳母養育

科学的育児法

家族類型

きょうだい関係

恐怖心

近親相姦(インセスト)

クラインメラニー

継父母(アメリカ)

ゲゼル、アーノルド

孤児

孤児院

子育ての助言文献

子ども学研究

子どもの遺棄

罪悪感と恥辱感

里親制度

産科学と助産術

シェーパード=タウナー母子保健法

しつけ

嫉妬と羨望

10代の母親(アメリカ)

庶出

人工授精

スポック博士

聖母マリア(宗教)

聖母マリア(世俗)

聖母マリア(東方正教)

祖父母

体外受精(IVF)

代理母出産

多児出産

誕生順序

父親になることと父性

超音波画像診断法

同性愛家族の子育て

名づけ親(代父母)

乳幼児哺育

妊娠と出産

排便訓練

排卵誘発剤

母親業と母性

バウムリンド、ダイアナ

PTA

フロイト、アンナ

「ペアレンツ・マガジン」(育児雑誌)

ベビー・ファーム(有料託児所)

ベビーシッター

ベビーブーム世代

保育(アメリカ)

保育(家庭保育)

保育園

ボウルビー、ジョン

ホール、グランヴィル・スタンリー

ミード、マーガレット

養子縁組(アメリカ)

卵子提供

離婚と監護権

ワトソン、ジョン・B

5 教育と学校教育(Education and Schooling)

アイザックス、スーザン

アカデミー

アメリカ先住民の学校

アリストテレス

アルファベット習字帳

ヴィゴツキー、L・S

ウェイランド、フランシス

SATと大学入試制度

エラスムス

オルコット、ブロンソン

音楽教育

学生自治

学校建物と建築様式(アメリカ)

学校建物と建築様式(ヨーロッパ)

学校銃撃事件と校内暴力

学校選択

学校対抗運動競技

学校の人種差別廃止

貴族の教育(ヨーロッパ)

義務就学

ギムナジウムの教育

教育(アメリカ)

教育(ヨーロッパ)

教育法第9篇と女子スポーツ

教区学校(アメリカ)

グーツムース、J・C・F

グラマースクール

古代ギリシア・ローマの子ども(自己形成)

子ども図書館

コメニウス

コモンスクール

識字能力

自宅学習

しつけ

児童相談

修道院学校(司教座聖堂学校)

宿題

シュタイナー、ルドルフ

ジュニア・ハイスクール

商業カリキュラム

職業教育・工業教育・職業訓練学校

女子校

私立学校と独立学校

進歩主義教育

スクール・バウチャー

スース博士

青年期と若者期

世界大恐慌とニューディール政策

体育

大学紛争(1960年代)

多動性障害

男女共学と別学教育

知能指数(IQ)

知能テスト

チャータースクール

デューイ、ジョン

天才児

特殊教育

都市の学校制度の誕生

日曜学校

ニール、A・S

年齢と発達

ハイスクール

バイリンガル教育

パース対姉妹協会裁判

バゼドウ、ヨハン・ベルンハルト

パブリック・スクール(イギリス)

PTA

ビネー、アルフレッド

フェヌロン、フランソワ

ブラウン対カンザス州トペカ教育委員会裁判

プラトン

フランケ、アウグスト・ヘルマン

フレネ、セレスタン

フレーベル、フリードリヒ・ヴィルヘルム・アウグスト

ペスタロッチ、ヨハン・ハインリヒ

ヘッドスタート計画

ヘルバルト、J・F

保育園

マグネット・スクール

マン、ホーレス

モンテッソーリ、マリア

野外学校運動

ユダヤ人ゲットーの教育とホローコースト

幼稚園

ライト、ヘンリー・クラーク

ラジオ

ラテン語学校

リセ

ルソー、J=J

礼儀作法

ロック、J

6 遊び・音楽・娯楽(Play, Music, and Entertainment)

遊び

遊びの理論

遊び場運動

オーピー夫妻

おもちゃ

おもちゃとしての車

おもちゃの技術

おもちゃの兵隊

おもちゃの列車

音楽教育

学校対抗運動競技

ガールスカウト

休暇(バカンス)

ギューリック、ルーサー

キリスト教女子青年会とキリスト教青年会

グーツムース、J・C・F

組み立ておもちゃ

子役スター

コレクションと趣味

サマーキャンプ

室内ゲーム

自転車と三輪車

シャリヴァリ

10代の飲酒

シュタイナー、ルドルフ

砂場

スピアーズ、ブリトニー

スポーツ

青少年向けの出版事業

組織的なレクリエーションと若者集団

『タンタン』とエルジェ

チャーチ、シャルロット

ディズニー

テディ・ベア

テーマパーク(テーマ遊園地)

テレビ

天才児

テンプル、シャーリー

動物園

ドラッグ(薬物)

日曜日(安息日)

乳幼児のおもちゃ

人形

バスケットボール

バービー人形

『ハリーポッター』とJ・K・ローリング

パレード

フラッパーズ

プロムナード・コンサート

ベイデン=パウエル、R

ペット動物

ボーイスカウト

ボクシング

ボビー・ソクサーズ

メディアと子ども

野球

『指輪物語』とJ・R・Rトールキン

ラジオ

路上遊戯

ロックンロール

若者文化(ユースカルチャー)

7 物質文化と子ども空間 (Material Culture and Children's Space)

乳母車

おしゃぶり

おむつと排便訓練

おもちゃ

おもちゃの技術

おもちゃの兵隊

おもちゃの列車

家具

学校建物と建築様式(アメリカ)

学校建物と建築様式(ヨーロッパ)

休暇(バカンス)

組み立ておもちゃ

化粧品

広告業と子ども

子ども空間

子どもの写真

コレクションと趣味

サマーキャンプ

自転車と三輪車

消費文化

スウォッドリング

砂場

スピアーズ、ブリトニー

テディ・ベア

テーマパーク(テーマ遊園地)

テレビ

乳幼児のおもちゃ

ファッション

ベイデン=パウエル、R

ペット動物

ベンヤミン、ヴァルター

メディアと子ども

ラジオ

8 人種とジェンダー(Race and Gender)

アメリカ先住民の学校

アメリカの女子カレッジ

アフリカ系アメリカ人の子どもと若者

学校の人種差別廃止

ガールスカウト

教育法第9篇と女子スポーツ

ジェンダー化

少女期

少年期

女子校

女性の割礼(性器切除)

スカッツバラ少年事件

先住アメリカ人の子ども

男女共学と別学教育

トウェイン、マーク

都市の学校制度の誕生

奴隷制(アメリカ)

人形

バイリンガル教育

半ズボンをはくこと

ファッション

フェヌロン、フランソク

ブラウン対カンザス州トペカ教育委員会裁判

ブラジルの子ども(歴史と現代)

労働と貧困

9 心理学(Psychology

アイザックス、スーザン

愛情

育児

内気

エリクソン、エリク・H

回復記憶(RM)

科学的育児法

悲しみ・死・埋葬

恐怖心

拒食症

クライン、メラニー

ゲゼル、アーノルド

子育ての助言文献

子ども学研究

子どもの感情生活

子どもの発達概念の歴史

罪悪感と恥辱感

ジェンダー化

自尊心

嫉妬と羨望

児童心理学

児童相談

スポック博士

精神衛生学

精神疾患

青年期医学

誕生順序

年齢と発達

バウムリンド、ダイアナ

発達遅滞

バート、シリル

ビネー、アルフレッド

ビューラー、シャーロット

ヒーリー、ウイリアム

フロイト、アンナ

フロイト、ジークムント

「ペアレンツ・マガジン」(育児雑誌)

ボウルビー、ジョン

ホール、グランヴィル・スタンリー

ミード、マーガレット

幼児の性欲

ワトソン、ジョン・B

10 子どもの支援・保護・政治学(Child Advocacy, Protection, and Politics)

遊び場運動

アダムズ、ジョン

アメリカ連邦児童局

義務就学

ギューリック、ルーサー

キリスト教女子青年会とキリスト教青年会

クルーズ事件

ケイ、エレン

国連子どもの権利条約

孤児列車

子どもにかんするホワイトハウス会議

子どもに向けられる暴力

子どもの権利

シェーパード=タウナー母子保健法

児童虐待

児童虐待防止協会

児童救済

児童支援基金

『児童の世紀』

児童買春

児童ポルノ

児童労働(ヨーロッパ)

社会福祉(20世紀の比較発展)

社会福祉(歴史)

修正第26条

少年兵(グローバルな人権問題)

捨て子

戦争と子ども(20世紀)

全米児童労働委員会

組織的なレクリエーションと若者集団

ソーシャル・セツルメント

ティンカー対デモイン訴訟

同意年齢

ニューディール政策の青少年支援組織

ニューヨーク児童保護協会

ハイン、ルイス・W

ブレイス、チャールズ・ローリング

ヘッドスタート計画

ホームレスの子どもと家出中の子ども(アメリカ)

モルターラ誘拐事件

誘拐

ユニセフ(国連児童基金)UNICEF

要扶養児童

要扶養児童扶助法(ADC/AFDC)

ローラ・スピルマン・ロックフェラー記念研究所

11 法律と制度(Law and Insitutions)

アダムズ、ジェーン

アメリカ連邦児童局

クルーズ事件

警察と子ども

継父母(アメリカ)

孤児

孤児院

孤児列車

子どもの遺棄

子どもの権利

子どもの最善の利益を越えて

コモンスクール

ゴールト裁判

里親制度

里子制度

産児制限(受胎調節)

児童虐待防止協会

児童救済

児童相談

社会福祉(20世紀の比較発展)

社会福祉(歴史)

修正第26条

小皇帝

少年裁判所

少年司法(アメリカ合衆国)

少年司法(国際的状況)

庶出

世界大恐慌とニューディール政策

相続と財産

誕生順序

ティンカー対デモイン訴訟

徒弟制度

ニューディール政策の青少年支援組織

パース対姉妹協会裁判

ハマー対ダゲンハート訴訟

非行

ヒーリー、ウィリアム

福祉改革法(1966年)

ブラジルの子ども(歴史と現代)

ブレイス、チャールズ・ローリング

ベロッティ対ベアード裁判

法律と子ども

ホームレスの子どもと家出中の子ども(アメリカ)

ホロコースト

ミーガン法

誘拐(アメリカ)

優生学

養子縁組(アメリカ)

要扶養児童

要扶養児童扶助法(ADC/AFDC)

離婚と監護権

リンドバーグ愛児誘拐事件

12 経済学と労働(Economics and Work)

お小遣い

家内産業

子役スター

里子制度

児童労働(発展途上国)

児童労働(ヨーロッパ)

就業調書

孤児列車

出生率

商業カリキュラム

消費文化

職業教育・工業教育・職業訓練学校

西洋社会の経済と子ども(消費経済)

西洋社会の経済と子ども(農業社会から工業社会へ)

世界大恐慌とニューディール政策

全米児童労働委員会

相続と財産

チャーチ、シャルロット

テンプル、シャーリー

徒弟制度

奴隷制(アメリカ)

ニューヨーク児童保護協会

ハイン、ルイス・W

ハマー対ダゲンハート訴訟

浮浪児と宿なし子

ベビーファーム(有料託児所)

ベビーシッター

ヨーロッパの工業化

労働と貧困

13 工業化と都市化(Industrialization and Urbanization)

遊び

遊び場運動

アフリカ系アメリカ人の子どもと若者

家内産業

グローバリゼーション

子ども空間

児童労働(発展途上国)

児童労働(ヨーロッパ)

社会福祉(歴史)

西洋社会の経済と子ども(農業社会から工業社会へ)

世界大恐慌とニューディール政策

ソーシャル・セツルメント

都市の学校制度の誕生

徒弟制度

保育(家庭保育)

ヨーロッパの工業化

労働と貧困

路上遊戯

14 宗教・儀礼・祝祭(Religion, Rituals, and Celebrations)

イスラム社会と子ども

ウェイランド、フランシス

割礼

カトリック

悲しみ・死・埋葬

教区学校(アメリカ)

キリスト教女子青年会とキリスト教青年会

近世ヨーロッパ

堅信

古代ギリシア・ローマの子ども

子どもの魔法使い

シャリヴァリ

宗教の復活

修道院学校(司教座聖堂学校)

初期キリスト教思想

初聖体

青年伝道団

洗礼

通過儀礼

名づけ親(代父母)

日曜学校

日曜日(安息日)

バル・ミツヴァー/バト・ミツヴァー

ハロウィーン

半ズボンをはくこと

プロテスタントの宗教改革

プロムナード・コンサート

聖ペルペトゥア

命名

モルターラ誘拐事件

ユダヤ教

礼儀作法

15 児童文学(Children's Literature)

アルファベット習字帳

アンデルセン、ハンス・クリスティアン

ヴェルヌ、ジュール

『オズの魔法使い』とL・フランク・ボーム

オーピー夫妻

『オリヴァー・ツイスト』

キプリング、ラドヤード

キャロル、ルイス

キーン、キャロリン

子ども図書館

コミック・ブック

コメニウス

自伝

児童文学

スース博士

青少年向けの出版事業

聖書と子ども

センダック、モーリス

双書(シリーズもの)

『タンタン』とエルジェ

ティーン雑誌

デュマ、アレクサンドル

トルストイの子ども期(ロシア)

『ハリーポッター』とJ・K・ローリング

『ピーター・パン』とJ・M・バリー

フェアリーテイルと寓話

フランク、アンネ

ポター、ビアトリクス

『指輪物語』とJ・R・R・トールキン

『若草物語』とルイザ・メイ・オルコット

16 子どもと子ども期の表象(Representations of Children and Childhood)

イーウォルド、ウェンディ

入れ墨とピアス

ヴィクトリア時代の美術における子ども像

『オリヴァー・ツイスト』

カサット、メアリー

ガットマン、ベッシー・ピース

ゲッディーズ、アン

現代日本のアート

広告業と子ども

子ども期のイメージ

子どもの写真

コミック・ブック

自伝

児童文学

グ児童ポルノ

少女期

少年期

スミス、ジェシー・ウィルコックス

聖書と子ども

聖母マリア(宗教)

聖母マリア(世俗)

聖母マリア(東方正教)

センダック、モーリス

超音波画像診断法

ハイン、ルイス・W

母親業と母性

『ピーター・パン』とJ・M・バリー

ファッション

フラッパーズ

フランク、アンネ

浮浪児と宿なし子

ペット動物

ベンヤミン、ヴァルター

ホーマー、ウィンスロウ

マン、サリー

リンドバーグ愛児誘拐事件

レーヴィット、ヘレン

路上遊戯

『ロリータ』

『若草物語』とルイーザ・メイ・オルコット

17 青年期、および成人期への移行(Adolescence and Transitions to Adulthood)

エリクソン、エリク・H

学生自治

学生の政治活動

ギムナジウムの教育

拒食症

喫煙

化粧品

思春期

10代の飲酒

10代の妊娠

10代の母親(アメリカ)

ジュニア・ハイスクール

初潮(月経開始期)

スピアーズ、ブリトニー

青年期医学

青年期と若者期

大学紛争(1960年代)

同意年齢

徒弟制度

ニューディール政策の青少年支援組織

年齢と発達

ハイスクール

バル・ミツヴァー/バト・ミツヴァー

バンドリング

非行

ヒトラー・ユーゲント

ヒーリー、ウイリアム

フラッパーズ

フランク、アンネ

プロムナード・コンサート

ベロッティ対ベアード裁判

ボビー・ソクサーズ

ホール、グランヴィル・スタンリー

ユース・ギャング

ライフ・コースと成人期への移行

若者文化(ユースカルチャー)

18 健康・医療・病気(Health, Medicine, and Disease)

エイズ(後天性免疫不全症候群)

衛生学

おしゃぶり

おむつと排便訓練

回復記憶(RM)

科学的育児法

拒食症

喫煙

子育ての助言文献

子どもに向けられる暴力

子ども病院

産科学と助産術

産児制限(受胎調節)

シェーパード=タウナー母子保健法

歯科と子ども

事故

自殺

10代の飲酒

出生率

小児医学

人工授精(AI)

睡眠

スポック博士

性教育

精神衛生学

精神疾患

青年期医学

接触伝染病

先天性欠損症

体育

体外受精(IVF)

多児出産

多動性障害

超音波画像診断法

ドラッグ(薬物)

乳児死亡率

乳幼児哺育

乳母養育

乳幼児突然死症候群

妊娠と出産

排便訓練

排卵誘発剤

発達遅滞

ペドフィリア(小児性愛症)

ベビー・ファーム(有料託児所)

ポリオ(脊髄性小児麻痺[infantile])

優生学

ユニセフ(国連児童基金)

よい姿勢

予防接種

ラ・レーチェ・リーグ

卵子提供

流行伝染病

18 健康・医療・病気(Health, Medicine, and Disease)

エイズ(後天性免疫不全症候群)

衛生学

おしゃぶり

おむつと排便訓練

回復記憶(RM)

科学的育児法

拒食症

喫煙

子育ての助言文献

子どもに向けられる暴力

子ども病院

産科学と助産術

産児制限(受胎調節)

シェーパード=タウナー母子保健法

歯科と子ども

事故

自殺

10代の飲酒

出生率

小児医学

人工授精(AI)

睡眠

スポック博士

性教育

精神衛生学

精神疾患

青年期医学

接触伝染病

先天性欠損症

体育

体外受精(IVF)

多児出産

多動性障害

超音波画像診断法

ドラッグ(薬物)

乳児死亡率

乳幼児哺育

乳母養育

乳幼児突然死症候群

妊娠と出産

排便訓練

排卵誘発剤

発達遅滞

ペドフィリア(小児性愛症)

ベビー・ファーム(有料託児所)

ポリオ(脊髄性小児麻痺[infantile])

優生学

ユニセフ(国連児童基金)

よい姿勢

予防接種

ラ・レーチェ・リーグ

卵子提供

流行伝染病

19 身体とセクシュアリティ(Body and Sexuality)

入れ墨とピアス

エイズ(後天性免疫不全症候群)

衛生学

割礼

拒食症

近親相姦(インセスト)

化粧品

現代アフリカの誘拐

子どもの発達概念の歴史

産児制限(受胎調節)

思春期

児童虐待

児童買春

児童ポルノ

10代の妊娠

勝利の女神の少女たち

女性の割礼(性器切除)

初潮(月経開始期)

スウォッドリング

スピアーズ、ブリトニー

性教育

性行為感染症(VD)

青年期医学

青年期と若者期

セクシュアリティ

体操

男女共学と別学教育

デート

同意年齢

同性愛と性的指向

バンドリング

フロイト、ジークムント

ペドフィリア(小児性愛症)

ベロッティ対ベアード裁判

マスタべーション(自慰行為)

マン、サリー

誘拐(アメリカ)

よい姿勢

幼児の性欲

ルイ13世の幼年期

『ロリータ』

20 現代社会の子ども期(Contemporary Childhood)

エイズ(後天性免疫不全症候群)

SATと大学入試制度

学校選択

学校銃撃事件と校内暴力

喫煙

拒食症

グローバリゼーション

広告業と子ども

国際組織

子育ての助言文献

子ども学研究

子どもに向けられる暴力

産児制限(受胎調節)

自殺

児童虐待

児童ポルノ

10代の母親(アメリカ)

10代の飲酒

10代の妊娠

少年司法(国際的状況)

少年兵(グローバルな人権問題)

人工授精(AI)

スクール・バウチャー

戦争と子ども(20世紀)

体外受精(IVF)

代理母出産

多児出産

多動性障害

知能指数(IQ)

知能テスト

チャータースクール

超音波画像診断法

ドラッグ(薬物)

乳幼児突然死症候群(SIDS)

排卵誘発剤

バウムリンド、ダイアナ

福祉改革法(1996年)

ブラジルの子ども(歴史と現代)

ヘッドスタート計画

ペドフィリア(小児性愛症)

ベビーブーム世代

保育(アメリカ)

保育(家庭保育)

マグネット・スクール

マン、サリー

ミーガン法

誘拐(アメリカ)

誘拐(現代アフリカ)

要扶養児童扶助法(ADC/AFDC)

ラテンアメリカの子ども(中央アメリカの戦争)

卵子提供

若者文化(ユースカルチャー)

ポーラ・S・ファス Paula S. Fass

1947年生まれ。カリフォルニア大学名誉教授。バーナード大学を卒業後、1968年にコロンビア大学大学院に進学し、歴史学の学位を取得した。グッゲンハイム財団、ロックフェラー財団、全米人文研究財団(3回)、スペンサー財団などから特別研究資金・奨学金を得て子どもと若者の社会史研究をすすめた。カリフォルニア大学バークレイ校歴史学部教授として36年間教鞭をとり、ドイツ、ポーランド、チリ、トルコ、イスラエルなどでも教壇に立った。近現代史における子ども・若者の社会文化史研究の成果と課題を紹介するいっぽう、たびたびマスメディアにも登場している。子ども史研究の学会である「子どもと若者の社会史学会」(the Society of the History of Children and Youth)の創設に尽力し、2007年から2009年までその会長をつとめた。 おもな著書・編著に、『ラウトレッジ版西洋世界における子ども史論集』(The Routledge History of Childhood in the Western World, Routledge, 2013)、『第二次世界大戦後の子ども期の発明』(Inventing Childhood After World War II, ed. with Michael Grossberg, University Press of Pennsylvennia Press, 2011)、『ホロコーストの継承──ある第二世代の記憶』(Inheriting the Holocaust: A Second Generation Memoir, Rutgers Universty Press, 2009, pbk. 2011)、『新世界の子どもたち──社会・文化・世界についての随想』(Children of A New World: Essays in Society, Culture, and the World, New York University Press, 2007)、『アメリカの子ども期』(Childhood in America, ed. with Mary Ann Mason, New York University Press, 2000)、『子どもの連れ去り──アメリカ史における子どもの誘拐』(Kidnapped: Child Abduction in American History, Oxford University Press, 1997, pbk, 1999, 2006)、『よそ者──マイノリティとアメリカ教育の変容』(Outside In: Minorities and the Transformation of American Histroy, Oxford University Press, 1989, pbk. 1991)、『嫌われる者と美化される者──1920年代のアメリカの若者』(The Damned and the Beautiful: American Youth in the 1920's, Oxford University Press, 1977, pbk. 1979)がある。

北本正章 (きたもと・まさあき)

1949年、徳島県生まれ。青山学院大学教授。青山学院大学文学部卒、東京大学大学院教育学専攻博士課程(単位取得満期)卒業、日本学術振興会奨励研究員(東京大学)をへて、現職。 おもな編著・訳書に、『子ども観と教育の歴史図像学──新しい子ども学の基礎理論のために』(新曜社、2016)、神宮輝夫・高田賢一・北本正章編著『子どもの世紀──表現された子どもと家族像』(ミネルヴァ書房、2013)、ヒュー・カニンガム『概説子ども観の社会史──ヨーロッパとアメリカにみる教育・福祉・国家』(新曜社、2013)、D・ヴィンセント『マス・リテラシーの時代──近代ヨーロッパにおける読み書きの普及と教育』(監訳、新曜社、2011)、ジョン・ロック『子どもの教育』(原書房、2011)、ジョン・ギリス『結婚観の歴史人類学──近代イギリス・1600年~現代』(勁草書房、2006)、アラン・マクファーレン『再生産の歴史人類学──1300~1840年英国の恋愛・結婚・家族戦略』(勁草書房、1999)、『子ども観の社会史──近代イギリスの共同体・家族・子ども』(新曜社、1993)、アニタ・ショルシュ『絵でよむ子どもの社会史──ヨーロッパとアメリカ・中世から近代へ』(新曜社、1992)、ローレンス・ストーン『家族・性・結婚の社会史──1500~1800年のイギリス史』(勁草書房、1991)、マイケル・アンダーソン『家族の構造・機能・感情──家族史研究の新展開』(海鳴社、1988)、ジョン・ギリス『〈若者〉の社会史──ヨーロッパにおける家族と年齢集団の変貌』(新曜社,1985)などがある。