Q1. 本書の最大の特長は?
A1. 多くの診療ガイドラインのエッセンスを1冊にまとめていることです。
診療の均てん化が求められる時代、いまや多くの医学会から様々な疾
患の診療ガイドラインが公表されています。新規のガイドラインはもとよ
り、改訂版も次々と発表されています。臨床の第一線で活躍する多忙な
先生方にとって、これらを読みこなしていくのは至難の業。本書では、患
者数のきわめて多い疾患、すなわちコモンディジーズをはじめとして専門
性の高い疾患まで、最新の診療指針のエッセンスを1 冊に、わかりやすく
まとめています。

Q2. 毎年、新しいガイドラインが載っているのですか?
A2. 新規のガイドライン、改訂されたガイドラインを
つねにチェックしています。
毎年、幾つかの疾患のガイドラインが新規に公表され、また既存のガイ
ドラインもおよそ4~5 年に一回は改訂されています。いまやガイドライ
ンに基づく診療体系は、医学の発展とともに、絶えず進展しています。本
書はこうした状況に応えるため、毎年全面改訂を行い、新たな執筆陣によ
って内容を更新しています。
Q3. どんな疾患が載っていますか?
A3. コモンディジーズを中心に、
一般臨床の場でよくみる疾患です。
まず、高血圧や糖尿病などプライマリケ
アの場でよくみる47 疾患、そしてときに遭
遇する専門医の管理・治療が必要な30 疾
患、さらに今や多くの人が避け得ることがで
きなくなってきた癌について掲載しています。
単なる疾患数の多さ・羅列ではなく、一般臨
床の場に則した疾患の重みづけを行い、編
集・構成しています。

Q4. 具体的に、どんな内容・構成になっていますか?
A4. コモンディジーズについては【解説】【要約】の二部構成、
また新薬をはじめ多くの処方例を掲載しています。
本書では、診断、管理・治療、経過・予後と、
現場の診療プロセスに則って解説しています。
コモンディジーズについては【解説】【要約】に
分け、エビデンスに基づく最新の診断基準、治
療法などを【解説】で詳述しています。一度【解説】
に目を通しておくと、次からは【要約】だけでも
有用な構成にしています。 また、様々なケース
に対応できるよう、新薬をはじめ多くの[ 処方
例] を取り上げています。
Q5. コモンディジーズでも対応が
難しいケースがありますが?
A5. 【要約】では、専門の先生に紹介するケース、ポイントを
提示しています。
超高齢社会を迎え、様々な疾患を合
併している患者さんが増えています。一
般臨床での対応が難しいケースもあり、
病診連携がますます重要になっていま
す。「どのような場合に専門医へ紹介す
べきか」。本書では、このコーナーを設け、
専門の先生方に紹介すべき判断ポイント
を簡潔にまとめています。

Q6. 患者さんや、そのご家族への説明がとても重要な
時代になっていますね?
A6. 疾患やその診療について
「患者・家族への説明のポイント」を用意しました。
医療訴訟が取り沙汰される昨今、先生と患者さんのパートナーシップが
いっそう求められる時代です。疾患やその診療プロセスを丁寧に説明する
ことは、お互い良好な関係を築くうえで大切です。スムーズな診療を進め
るためにも、常日頃からチェックしたいポイントです。
Q7. コモンディジーズの他には?
A7. 一般臨床上、癌などの知っておくべき疾患について
診療ポイントをまとめています。
心不全、脳卒中、膠原病などの専門医の診療が必要な疾患や、肺癌、
胃癌、大腸癌、肝癌などの主要な癌について、エビデンスに基づく最新
の診断・治療のポイントをわかりやすくまとめています。一般臨床の場で
これらの疾患を見逃さないために、また患者さんやそのご家族への説明
の際などにも参考になります。