理工学図書新刊ニュース　9月号

歩む道や生き方は皆違うからこそ自分の責任で選択をしなければならない。本書は様々な資料や図解を交えキャリアの考え方を話し口調で平易に解説。キャリアについて再考したい社会人，キャリア教育とは何かを考える指導者にも最適。

分類、系統、形態、分布、生態、行動、生理、発生、遺伝、保護、社会との関わりの11章立てに291項目に凝縮し、ワンテーマ見開き（２または４頁）完結でどこからでも興味深く読める事典。国内外で活躍する研究者や実務家221名による書下ろしで、最新の研究動向を反映し、魚類学の多彩な側面を広く深く解説する。

無作為抽出した小学校からさらに無作為抽出した児童を対象とする調査など，複数のレベルをもつデータの解析に有効な統計手法の基礎的な考え方とモデル（ランダム切片モデル／ランダム傾きモデル）を理論・事例の二部構成で実践的に解説。

なんと「ネコ」について学ぶながら統計学がわかってしまう書籍！マンガ、イラスト、写真とともに楽しみながら、ネコについて学んでいくうちに統計学の知識も身につく画期的内容。

Rを使って統計学の理論や理論経済学を簡潔に解説しながら、Rの手順・アウトプットの解釈を丁寧に解説。最新のRのバージョンに対応するとともに、解説の見直し、練習問題の追加などにより、よりわかりやすい教科書として改訂。

応用数理分野の基礎となる連立一次方程式や固有値問題などの線形計算の理論から，最新のスーパーコンピュータ上で理論を実用化する並列化手法や計算機実装までをカバーし，当該分野の第一線の研究者を中心として執筆された，数値線形代数の理論の解説書。【目次】固有値・特異値問題における並列計算／他

数学における圏論は，現在学問における根源的なものとなりつつあり，また自然科学と社会科学の統一的な言語となり得るものとして注目をされている。本書は圏の重要性をよりよく理解するために，身近な素材を例に圏を説明し，興味深く学習できるように工夫した圏論の入門書である。【目次】圏論の使われ方／圏，関手，自然変換と随伴／他

本書は，計算代数統計を初めて学ぶ読者のための入門書である。計算代数ソフトウェアによる計算コードを掲載しているため，実際に計算する楽しさを体験できる。身近な例を題材にグレブナー基底の導入を行った後，実験計画法への応用を説明する。豊富な例題を通して，計画，交絡，識別性などの統計学の概念を代数幾何的に扱う方法を理解する。

テキスト分析のための前処理，目的に合わせた分析項目の集計方法およびそのテキストの分析方法などについて，例とRによる実践的なコードを織り込みながら，伝統的な方法から最新の方法まで順を追って解説する。分析方法の考え方とアルゴリズムを簡潔に示すことで，全体像をつかめる工夫をしているため，入門者に最適な一冊となっている。

カルダノによって創成されてから450年あまりの確率論の歴史のなかで，分野の発展に大きく寄与した問題や歴史的意義が大きい問題を33問取り上げて解説する。各章は「問題→解答→考察」で統一した構成となっており，図版や書簡，論文を積極的に取り入れることで，問題発生の経緯から解決に至るまでの数学者の姿を活き活きと描写している。

物理学史に残る偉大な実験はいかに「報告」されたか。17世紀ガリレオから20世紀前半まで，24人の物理学者による歴史的実験の第一報を抄録・解説。新発見の驚きと熱気が伝わる物理実験史。クーロン，ファラデー，ミリカン，他。

本書は，発展著しい透過電子顕微鏡法を大きく牽引している，走査透過電子顕微鏡(STEM)を詳解し，代表的な研究成果を簡潔にまとめている。人類が原子を直接観察できるようになるまでの歴史も概観し，X線回折法や光学顕微鏡および走査プローブ顕微鏡法と比較しながら，STEMの本質をやさしく解説した一冊である。

物理学の土台の一つ，熱力学の基礎から宇宙への応用までを丁寧に解説した教科書である。熱力学は二つの経験則だけを前提にして組み立てるので，数学的に厳密な理論を展開していく。本書では，相対論的熱力学やブラックホールなども取り上げている。【目次】熱力学第1法則／エントロピー／熱力学関数／他

大学1、2年生を意識した材料化学の基礎的な構成を前半に、3年生以上を意識したコロイド・界面化学の応用的な構成を後半にまとめることで、基礎から応用までを体系的に学習できるものとし、さらにテキストとして使用しやすいように、演習問題や解答・解説が充実している教科書・参考書。

本書は文化財の保存・修復に携わる，興味がある学生や研究者を対象として，文化財の分析を行う際の基本的な考え方，分析機器の特徴，そして実際の分析例を紹介しながら，分析結果の意味するところをわかりやすく解説する。【目次】文化財の保護と保存科学／文化財と分析化学／文化財の分析方法／絵画の分析／古墳壁画の分析／他

配管技術が活躍する分野は、化学、石油、医薬品、上・下水道、建築など非常に広範囲にわたる。本書は、初心者・初級者向けに配管設計の“これだけは知っておいてほしい内容”を体系的にわかりやすく解説。「基礎知識」「心構え・準備・段取り」「実設計」で構成され、実務に役立つ入門書となる。

塗料は多機能材料として多くの分野で使用されている。その機能の高度化に加え、多様化が進み、塗料の知識が必要とされる機会が多くなっている。本書では、塗料を作る立場から、樹脂、顔料、溶剤、添加剤など各種塗料材料の機能や種類、特徴、それらの選択や組み合わせ方について、わかりやすく解説する。

言葉は誰でも知っているが，実際にどういう生物なのかはあまり知られていない「アメーバ」。アメーバとは何か？という解説に始まり，地球上の至る所にいるその仲間達を紹介し，原生生物学への初歩へと誘う身近な生物学の入門書。

誰が現代の気象予報を作り上げたのか。この質問に答えるためには、多くの偉大な科学者たちの名前を挙げていく必要がある。我々がいつも何気なく手にする気象予報は、多くの科学者たちの努力の結晶なのである。本書では紀元前の気象予報からはじめ、21世紀に生きる我々に至るまで、気象学と気象予報がどのように変遷したかをたどる。

最新の研究結果をもとに改定，〔内容〕線形代数の基礎／離散時間システム／確率過程／カルマンフィルタ／確定システムの実現／確率システムの実現／部分空間法によるシステム同定／フィードバックシステムの同定／MATLABプログラム

研究者、設計者、技術者に必須の英文テクニカル・ライティングのノウハウを紹介した本。従来の「伝える」から、相手を効果的、効率的に「説得する」ための書くレトリック（表現技法）を集中的に紹介。様々なビジネスシーンで実際に使える目からウロコのノウハウを満載し、より効果的に読み手の心を動かす英語表現を学べる。

今回の改訂においては、発行後10年が経過したことから、環境分析に関する規格の更新、またこの間、開発された新たな分析機器及びその分析操作手法に対応する等、内容を一部刷新して発行。

計算問題（数学）が苦手な読者を対象に、計算問題を解くための受験参考書として、必要な知識（数学や電気の基礎知識）に絞ってやさしく丁寧に解説。数学だけでなく電気の基礎を解説しているので計算問題への万全の対策が可能。

電験三種を制するファーストステップとして「【特徴＆比較】キーワード解説（73テーマ）」、基礎力を高めるウォーミングアップとして「基礎演習論説編（50問）」として構成。コンパクトなサイズで持ち運びもしやすく、日々の学習から試験直前対策まで、繰り返し活用できる内容。

電験三種試験の31年度試験対応版。豊富な例題や章末問題で実力をアップ。重要公式は語呂合わせでしっかり暗記。

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ＭＥＭＳ技術がひととおりわかる、ＭＥＭＳを使ってみたい人のための入門書決定版。著者自ら市販センサを使って電子工作、実験を行い、ＭＥＭＳを「つかう」方法をくわしく説明。豊富な図や写真でＭＥＭＳの仕組みが「わかる」。ＭＥＭＳを「つくる」最新プロセスも紹介。必要な数式は順を追って丁寧に解説。