J.H.ヴァン・リント/R.M.ウィルソン/神保 雅一/澤 正憲/萩田 真理子
ISBN 978-4-621-30412-9
4,500円(本体)+税
本書は、カリフォルニア工科大学における最も著名な数学の講義の一つである組合せ解析の講義録をもとに書かれ、発刊以来、世界中のさまざまな大学で組合せ論のテキストとして使用されている。組合せ論のさまざまな分野間の相互関係を示すことに加え、組合せ論を志す人はその分野のことをできるだけ多く知っているべきだという原著者の信念から、各分野のテーマを概観。もちろんどの章もそのテーマについて完全に網羅することは不可能ではあるが、少なくとも読者にとっていろいろな分野の用語が出現しても以前聞いたことがあると思えるよう、その分野のハイライトとなるテーマを扱っている。この本を読むにあたり、代数学の講義を履修したことがあればよりよいが必ずしも必要ではない。組合せ論に関する著者たちの趣向がふんだんに盛り込まれ、組合せ論を志す学生のみならず研究者にとっても座右の書として折にふれて参照したくなる一冊。
田村 裕和/村山 斉/櫻井 博儀/常田 佐久/前野 悦輝/岡本 拓司/中村 幸司/梶田 隆章
ISBN 978-4-621-30443-3
2,100円(本体)+税
日本学術会議物理学委員会主催の公開シンポジウム「基礎科学研究の意義と社会 --- 物理分野から」(2018年12月17日開催)の内容をもとにした書籍の出版。 物理関連分野を例にして、典型的な「基礎科学」と思われている研究をあえて取り上げ、それが社会とどうつながり、いかに重要かを説くとともに、科学史研究やメディアの視点も取り入れて、今後の基礎科学の発展の方向性を見いだす視点を読者に提供する。 ◇「基礎科学研究と社会」を扱い、これからの科学研究を考える内容で、社会の関心が高いテーマに正面から応える。 ◇よく話題になる重要テーマでありながら、まとまった書籍がない現状に対し、問題意識を広げさらに議論を深める契機となる書籍とする。 ◇物理学各分野の第一人者が、各分野の特徴や研究手法の違い、社会との接点を踏まえた解説を行うとともに、研究者の一方的な話でなく、科学史やメディアの視点も提供する。
宮下 精二/今田 正俊 東京大学工学教程編纂委員会
ISBN 978-4-621-30428-0
2,000円(本体)+税
統計力学は、個々の系において、熱力学で状態量として扱う巨視的(マクロ) な量の間に成り立つ状態方程式を、それぞれの系の微視的(ミクロ) な情報であるハミルトニアンから導く方法を与える学問である。 本書では、熱平衡状態の統計力学の方法をGibbs のアンサンブル理論によって、主に相互作用がない場合について説明する。 まずは古典的な系を念頭におき、熱平衡状態の微視的な記述としてミクロカノニカル分布、カノニカル分布、グランドカノニカル分布を、それぞれ具体的な例を交えながら学ぶ。その後、量子系の統計力学の考え方を学び、それを用いて量子理想気体の振る舞いを具体的な例とともに学ぶ。
今田 正俊/宮下 精二 東京大学工学教程編纂委員会
ISBN 978-4-621-30429-7
2,500円(本体)+税
相互作用が生み出す多様性、非平衡状態および不可逆性を取り入れる手法の基礎を解説。 秩序形成や相分離でみられる不可逆な過程も考察している。 対称性の破れ、相転移と臨界現象、ゆらぎ、揺動散逸定理などの概念と自然界での現れ方を、古典極限と量子系の対応に注意しながら解説。 量子系の統計力学を経路積分の考え方を用いて述べ、統計力学的な物理量の厳密な計算の手法についても解説している。
押山 淳 東京大学工学教程編纂委員会
ISBN 978-4-621-30430-3
2,800円(本体)+税
さまざまな場面で量子力学を理論的に取り扱う手法について解説。 五つの章立てにより大学学部レベルの量子力学の集大成をめざしている。 実験との直接的な対応がつけやすい散乱理論、相対論を考慮した量子力学の理論としてDirac方程式、複数の粒子からなる系を扱う手法と相互作用の特質、電磁場を量子系として取り扱う手法と光放出・吸収現象の理解、具体的な事例として、原子の電子状態の記述、数学の重要な技法である群論を用いて、量子系の持つ対称性から導かれる普遍的な性質と対称性からみた量子力学への入門についてまとめている。 線形代数と初等解析学、古典力学と電磁気学の知識があれば誰でも読みこなせるように、丁寧に解説。
佐川 弘幸/吉田 宣章
ISBN 978-4-621-30416-7
4,000円(本体)+税
2003年の初版以来、好評を博した教科書の第3版。本書では、量子力学の基本的な考え方から出発して、量子ゲート、量子計算、量子暗号など、量子情報理論の仕組みやアルゴリズムを解説した。理解を深めるために例題を交え、説明に具体性を持たせたほか、章末には演習問題を設け、本書一冊だけで学習できるような内容を目指した。 近年の量子コンピュータの分野の新しい展開を踏まえて、第3版では量子アニーリング方式の基礎的な考え方を第10章として追加、演習問題も増量し、さらなる内容の充実を図った。量子情報理論の基礎から量子コンピュータの最新のテーマまで学べる一冊。
立屋敷 哲
ISBN 978-4-621-30419-8
1,600円(本体)+税
高校で化学を履修しなかった人をはじめ、大学入学後、専門基礎として有機化学を初めて学習する必要がある学生の理解度が上がり、十分に役立ち活用できる自習演習書。 すでに多くの大学で教科書採用をいただいている『生命科学・食品学・栄養学を学ぶための有機化学 基礎の基礎 補訂版』 をベースに、学生がどこでつまずくのか、どういった質問があったのかなどを内容に反映し、改良を重ねてまとめている。 とことん自分で読んで理解できるように懇切丁寧な説明が特徴。 多くの学生からの質問を読むことで自分の理解度が上がり、本書を何回も繰り返し学習することで確実に基礎が身につき、その後の研究への土台をしっかり確立することができるだろう。
岩田 健太郎/岩永 直子
ISBN 978-4-621-30424-2
1,600円(本体)+税
シニアワインエキスパートの岩田健太郎医師が 医療ジャーナリストの岩永直子氏と7時間にわたり 医療情報の見方,食事,睡眠,未病を軸に対談. 11冊の健康本をクリティークしたが いつも思いもよらぬ方向へ脱線. 本書ではその脱線加減も忠実に再現 12世紀イタリアで記された 『サレルノ養生訓』はよいワインの選び方や 健康法を論じた予防医学の書. わが国では,貝原益軒が 『養生訓』で心身の養生を説いた. 今も昔も根っこは同じ. 知性の発動は『If not』の吟味の先にある.
小松原 明哲
ISBN 978-4-621-30435-8
1,800円(本体)+税
「ヒューマンエラーとは何なのか」「どうして起きるのか」という本質を体系的に理解し、「どう防ぐか」を事例にもとづきながら検証する手引書として、初版刊行以来、業種に関係なく実務入門書として定評をいただいている書籍の改訂版。リスクマネジメントと最新のヒューマンエラー防止技術の研究をもとに、より現場に役立つ内容に更新しました。
弁納 才一
ISBN 978-4-621-30442-6
6,500円(本体)+税
近代中国農村は非常に貧しく、農村の経済も全体として遅れていたと見なされてきた。だが、実際には近代中国の農村では脱農化・手工業化が進行。遠方からの穀物の移入が当たり前のように行われ、すでに農業国とは言えない状況にあった。そこに起こった日中戦争は、この国の食糧事情をどのように乱し、変えていったのか。本書では中華民国期の食糧の生産・流通・消費に膨大な統計・資料から迫り、近代中国農村経済史の全体像構築を図る。
日本デザイン学会/松岡 由幸
ISBN 978-4-621-30377-1
20,000円(本体)+税
デザインという語はモノ・コトづくりの現場以外にもさまざまな分野で使用され、その多義化が進んでいる。デザイン科学は、デザイン(設計)行為に関する知の統合を図ることで、デザインという創造的行為の本質を解明しようとする学問である。理論・方法論から分析・発想・評価法まで、見開き完結の項目で取り上げデザイン科学の全体像を見渡す事典。
盛永 審一郎 松島 哲久/小出 泰士
ISBN 978-4-621-30441-9
3,800円(本体)+税
【現代をどう生きればいいのか?――倫理学の知見から現代人の悩みに答えるための判断基準を提供してくれる1テーマ見開き完結の回答集】「今までの常識が崩された? 何でもありなのか?」――現代社会ほど倫理やモラルが問われている時代はない。そのような状況において、現代人の心の中には今までの生き方やモラルを問い直そうとする気運も生まれてきている。本書は、生命、環境、教育から、家族に至るまで、現代人が直面しうるさまざまなトピックを論題に立て、哲学の一分野であり道徳哲学とも呼ばれる「倫理学」の知見をもとに、物事の行動規範となる道徳的な評価を提示する。見開き2ページで、各テーマに精通する専門家が平易に解説する。
日本健康心理学会
ISBN 978-4-621-30376-4
20,000円(本体)+税
心身の健康増進と疾病予防に関する心理学的研究から300項目を厳選し、基礎から研究法までを見開き2ページの全13章構成でわかりやすく解説した中項目主義の読む事典。
沼野 充義/望月 哲男/池田 嘉郎
ISBN 978-4-621-30413-6
20,000円(本体)+税
ロシアはいまだに大いなる謎であり続けている.日本人にとって,ロシアは第一に,重要な隣人である.しかし隣人であるというのに,その素顔はあまり知られていない.それゆえどうしても,実態に必ずしも即していないさまざまなイメージが一人歩きしている. 本事典は,国内外で活躍する研究者や実務家205名ら,ロシア研究者の総力をあげて編集&執筆した意欲作である.これまでの蓄積と最新の研究動向を反映し,ロシアの多彩な側面を広く深く解説することを目指した.ワンテーマ1見開き完結でどこから開いても興味深く読んでいただける一冊.
信田 敏宏
ISBN 978-4-621-30390-0
20,000円(本体)+税
多くの島々と起伏にとんだ地形を持つ東南アジアの社会、自然、人々を解説。現在に主眼を置き、ただし日本との関係については歴史的に掘り下げて紹介する。古来よりさまざまな民族が邂逅し、インドや中国と交わり、近代では欧米の植民地化も行われた多種多様な地域の魅力とは。エスニック料理や世界遺産、独特の芸能やジェンダー・宗教などの話題も紹介。
川成 洋
ISBN 978-4-621-30404-4
2,500円(本体)+税
「起こったことが話題にならず、話題にならなかったことが起こる。これが20世紀のスペインだ」(フリアン・マリアース)――古代より様々な人々が行き交い、侵入し、定住したスペインの歴史には、ダイナミックで、私たちを瞠目させる壮大なドラマが常に秘められている。それは変転極まりない政治史であったり、イスラム世界とキリスト教世界のはざまにあった文化であったり、保守的でありながら時に革新的でもある現代史でもあったりする。そんなスペインの歴史を一冊で丸ごと読み通す、教科書以上にもっと詳しくしるための一冊。
瀧口 雅仁
ISBN 978-4-621-30436-5
2,000円(本体)+税
歌舞伎の代表的演目を再録し解説を付けた小中学生向けの本。小学校で習う以外の漢字にルビを振り,作品のポイント・成り立ち・背景などの解説を付け,難しい言葉や歴史的な言葉を解説するなどの工夫をしたうえで,現代語訳にせず実演を再現したのが類書との大きな違い。実演を忠実に再現したことで臨場感を感じることができ,それが本物の芸能を体験するいざないになる。 各演目の冒頭に「作品のポイント」が置かれ,現代の価値観と異なる点や現代でも変わることのない普遍的な人間の気持ちなどが鑑賞の手引きとして解説されている。演目の末尾には「作品の背景」が置かれ,取り上げた演目の歴史的な成り立ちや過去と現在の名演技などが紹介されていて,いずれも小中学生向けに配慮されている。
瀧口 雅仁
ISBN 978-4-621-30437-2
2,000円(本体)+税
講談の代表的演目を再録し,作品のポイント・成り立ち,背景などの解説を付けた小中学生向けの本。小学校で習う以外の漢字にルビを振り,難しい言葉や歴史的な言葉に解説を付けるなどの工夫をしたうえで,あえて現代語訳にせず実演を再現したのが類書との大きな違い。実演を忠実に再現したことで臨場感を感じることができ,それが本物の芸能を体験するいざないになる。 各演目の冒頭に「作品のポイント」が置かれ,現代の価値観と異なる点や現代でも変わることのない普遍的な人間の気持ちなどが鑑賞の手引きとして解説されている。演目の末尾には「作品の背景」が置かれ,取り上げた演目の歴史的な成り立ちや過去と現在の名演技などが紹介されていて,いずれも小中学生向けに配慮されている。
瀧口 雅仁
ISBN 978-4-621-30438-9
2,000円(本体)+税
歌舞伎・講談・落語・浪曲の代表的演目を再録し解説を付けた小中学生向けの本。小学校で習う以外の漢字にルビを振り,作品のポイント・成り立ち・背景を解説し,難しい言葉や歴史的な言葉に解説を付けるなどの工夫をしたうえで,あえて現代語訳にせず実演を再現したのが類書との大きな違い。実演を忠実に再現したことで臨場感を感じることができ,それが本物の芸能を体験するいざないになる。 各演目の冒頭に「作品のポイント」が置かれ,現代の価値観と異なる点や現代でも変わることのない普遍的な人間の気持ちなどが鑑賞の手引きとして解説されている。演目の末尾には「作品の背景」が置かれ,取り上げた演目の歴史的な成り立ちや過去と現在の名演技などが紹介されていて,いずれも小中学生向けに配慮されている。
瀧口 雅仁
ISBN 978-4-621-30439-6
2,000円(本体)+税
浪曲の代表的演目を再録し解説を付けた小中学生向けの本。小学校で習う以外の漢字にルビを振り,作品のポイント・成り立ち・背景を解説し,難しい言葉や歴史的な言葉を解説するなどの工夫をしたうえで,あえて現代語訳にせず実演を再現したのが類書との大きな違い。実演を忠実に再現したことで臨場感を感じることができ,それが本物の芸能を体験するいざないになる。 各演目の冒頭に「作品のポイント」が置かれ,現代の価値観と異なる点や現代でも変わることのない普遍的な人間の気持ちなどが鑑賞の手引きとして解説されている。また,演目の末尾には「作品の背景」が置かれ,取り上げた演目の歴史的な成り立ちや過去と現在の名演技などが紹介されていて,いずれも小中学生向けに配慮されている。
瀧口 雅仁
ISBN 978-4-621-30440-2
2,000円(本体)+税
歌舞伎・講談・浪曲で演じられる忠臣蔵の代表的演目を再録し解説を付けた小中学生向けの本。小学校で習う以外の漢字にルビを振り,作品のポイント・成り立ち・背景を解説し,難しい言葉や歴史的な言葉を解説するなどの工夫をしたうえで,あえて現代語訳にせず実演を再現したのが類書との大きな違い。実演を忠実に再現したことで臨場感を感じることができ,それが本物の芸能を体験するいざないになる。 各演目の冒頭に「作品のポイント」が置かれ,現代の価値観と異なる点や現代でも変わることのない普遍的な人間の気持ちなどが鑑賞の手引きとして解説されている。演目の末尾には「作品の背景」が置かれ,取り上げた演目の歴史的な成り立ちや過去と現在の名演技などが紹介されていて,いずれも小中学生向けに配慮されている。
手塚 洋一
ISBN 978-4-908590-06-1
2,500円(本体)+税
「π中間子対がスカラー状態に組み、古典場を持つ」というアイデアに従い、核物質に対するπ中間子の寄与をカイラル対称性などを考慮しつつ議論する。
(株)白鳳堂 ふでばこ編集部
ISBN 978-4-902903-03-4
1,800円(本体)+税
三種の神器にはじまり、春日大社の御神寶、産地に元ずく流派と鑑賞法、現代の刀匠の仕事を紹介します。
渡部 昇一
ISBN 978-4-906701-16-2
2,000円(本体)+税
月刊誌「英語教育」に掲載された渡部昇一氏の作品を時系列に収録。1971年から40年以上も続いた長連載のシリーズ最新刊。
ISBN 978-4-87539-804-2
1,000円(本体)+税
世界を目指す仕事と学びの進路ガイダンス。SDGsを特集するほか、国際協力の仕事、キャリアアップ制度、女性が活躍する国際協力の世界、国際協力が学べる大学・大学院などを紹介する。
アジア太平洋研究所
ISBN 978-4-86345-434-7
2,500円(本体)+税
平成30年間の日本経済・金融政策を振り返る。関西経済を牽引する「モノ」と「サービス」の輸出が与えた好影響についても分析。