理工学図書新刊ニュース　3月号

研究者や技術者だからこそ見つかる、ビジネスの種。それをいかに育てるか？ その際に大切なことは何か？本書では、起業家やその支援者、シーズを生み出す大学教員など12名が、自らの経験と、スタートアップに必要な考え方を披露している。起業を目指す理系学生・研究者・技術者必読の、ベンチャー起業の実践的教科書。

姉妹書［入門編］で扱った基本モデルからさらに展開し，一般化線形モデル，縦断データ分析モデル，構造方程式モデリングへマルチレベルモデルを適用する。学級規模と学力の関係，運動能力と生活習慣の関係など5編の分析事例を収載。

好評の旧版に加筆・改訂。統計モデルの基礎について具体例を通して解説。〔内容〕トピックス／Bootstrap／モデルの比較／測定誤差のある線形モデル／一般化線形モデル／ノンパラメトリック回帰モデル／ベイズ推測／MCMC法／他

好評シリーズ「とある弁当屋の統計技師」第３弾！　本書ではおなじみの二人，正規乱子と二項文太を中心に展開されるストーリーを通して，今や統計学必須の知識といえるベイズ統計学をやさしく解説していく。電車の中でも通読できるように工夫されており，初学者から再挑戦者までの幅広い読者が，気楽に手に取ることのできる書となっている。

通常の測度論に基づく確率論，特に実数値の独立確率変数列で書ける範囲を扱い，大数の法則，その中でも特に大数の完全法則を大テーマとしてとりあげていく，解析的な確率論の特徴的な入門書。確率変数列の収束の差異など，初等的な確率論の教科書に共通する基礎事項を随所に配置した。【目次】独立実確率変数列の大数の完全法則の証明／他

プラズモン化学とは，金属ナノ構造によって制御可能な光である「近接場」の特性を活かし，分子のみならず「光」にも焦点を当てた，従来にはない新しい光化学の概念である。本書ではプラズモンの仕組みについて平易に解説するとともに，その光化学反応場としての有用性について紹介する。【目次】プラズモンとは？／金ナノ構造体の作製方法／他

理工系のための，一冊で生命科学の全体像をつかむテキスト。〔内容〕生命と生命科学／遺伝と遺伝物質／細胞の構造と各部の役割／エネルギー代謝／生命の誕生から死まで／生物の進化／遺伝子工学の基礎／食品・医薬品と生物／他

森林で動物が果たす役割や森林と動物を巡る様々な関係を概説し，林業の加害獣とされる野ネズミ類・ノウサギ類・ニホンジカ・ツキノワグマ・ニホンカモシカ，生活が森林と強くかかわるコウモリ類について紹介。次に，農地，都市，島嶼の野生動物問題およびそこでの森林と野生動物との関係を取り上げ，これからの野生動物管理について説明する。

「エンジニアの国際化」は避けて通れず、技術英語に対するニーズは高まるばかり。帰国子女でなく、海外留学経験もない著者は、試行錯誤の末、何とか、世界と向き合うことができるだけの英語を独学で習得した。本書では著者の技術英語習得の経験談とノウハウを惜しむこと無く公開。

過去５年分の「基礎科目」の出題の中から、出題傾向を分析して、各項目別にそろえた新しい厳選問題集。重複している問題などは省き、効率的な学習が出来るようになっている。既刊の「技術士第一次試験基礎科目標準テキスト」とあわせて学習すれば、学習効果がより高くなる。

グラフト重合でつくった吸着材を用いて「不要」な物質を除去したり、逆に「のぞみ」の物質を濃縮したり採取したりすることができる。吸着の原理を解明し吸着材を作製して研究開発がスタートするが実用化に至るには実に長い道のりが必要で、開発から実用化に至るまでの苦闘のプロセスを赤裸々に記した研究者・技術者マインドに満ち溢れるユニークな書

信号処理を学ぶ人であれば、これだけは知っておいてほしい内容にしぼり、具体例をあげながら解説。信号処理の理論の基礎を身につけることのできる最適な内容。改訂3版にあたっては、古くなった内容の見直しを図るとともに、9章　DFTと窓関数、10章　ディジタルフィルタを追加し、内容の充実を図った。

リレーシーケンス制御、無接点シーケンス制御、ディジタル制御の基礎から実務までを完全絵ときで解説した入門書。企業内教育プログラムのテキストとしても活用いただける内容。

「完全マスター電験三種受験テキスト」シリーズ「理論」の改訂3版。今回の改訂では、問題を新たに分析して、新傾向問題を取り込み、頻出事項を網羅。重要なポイントの解説を強化するとともに、各節ごとの例題に関しても、解き方のポイント、考え方、公式の使い方等の説明を充実させているので理解がより深まる内容構成となった。

2019年度の候補問題13問を元に、寸法・使用材料・施工条件等を想定して予想問題を作成し、解答・解説。技能試験の基礎知識から、支給材料の解説、単線図から複線図への書き換え、基本作業の施工手順、欠陥の判断基準についても、それぞれ順序立ててわかりやすくまとめた。

平成30年中に実施された改正や、その他の法改正の内容を盛り込む。電気関係の法令に重点を置き、工業高校の学生から大学生、電気関係の初学者向けにやさしく解説。また、電気施設管理については、高専や短大の学生及び第2～第3種電験受験者が習得しておかねばならない基本的な事項をまとめてある。

初版刊行より25年ぶりの改訂。最新のJIS規格への見直しと、デジタル計測器の説明を充実。電気および電子工学の技術を学ぶために必要な電気磁気と電気回路を上下巻に分けて刊行。理解しやすさと学びやすさに重点をおいてまとめた。これから電気を学ぼうとする方の入門書として最適。

初版刊行より25年ぶりの改訂。最新のJIS規格への見直しと、デジタル計測器の説明を充実。電気および電子工学の技術を学ぶために必要な電気磁気と電気回路を上下巻に分けて刊行。理解しやすさと学びやすさに重点をおいてまとめた。これから電気を学ぼうとする方の入門書として最適。

昨年のトヨタの発表をきっかけに急激に注目の高まった全固体電池。従来のリチウムイオン電池よりも安全、長寿命、高性能といわれており、期待を集めている。本書は第一線の研究者が全固体電池のエッセンスをコンパクトにまとめた、初めての入門書である。

日本原子力学会が20年前に刊行した啓蒙書『原子力がひらく世紀』では触れられなかった福島第一原発事故（１Ｆ事故）を踏まえ、１Ｆ事故の推移と現状、廃炉までの道のり、１Ｆ事故以後の原子力利用状況の変化、原子炉の研究開発状況を解説。また、海外に原子力科学技術を全面的に依存する事態に陥らないために原子力分野の人材育成活動も紹介する。

第一級陸上無線技術士試験（一陸技）の過去問題（4年分全8回）を科目ごとにまとめ、「問題」→「解説」の形で解説した問題集。ていねいな解説はもちろんのこと、試験のテクニック、暗記するポイント、類題の出題傾向等も盛り込んでいる。また、各科目の出題傾向をまとめた表も掲載しているので直前対策に最適。

行動や脳機能の計測，計算機シミュレーションなどの研究方法から始めて，乳幼児期の言語音声の獲得過程，感情や情動の発達，発達と音楽の親和性，発達障害や聴覚障害を取り上げ，こどもの音声発達に焦点を当てて解説した。

無線工学の中枢であるアンテナの技術において、中心的な役割を担うアンテナの解析法とその技法に焦点をあててまとめた。さらにアンテナの最新技術として、IoTやICTの応用例についても解説。アンテナの基礎概念をはじめ、シミュレーション理論および実際のアンテナについても詳解。

薬物の適正使用を実践する能力を有し、チーム医療を担える薬剤師養成を目的とした薬剤師卒後教育用の参考書。疾患への理解を通して薬物治療を行えること、疾患の概念・症状・検査所見・治療法に精通していること、処方提案に必要な薬の作用、副作用、併用薬との相互作用などを総合的に理解していることが求められる薬剤師へ向けてまとめた。

薬学部3～4年生の2年間で学ぶ薬物治療学教科書シリーズ『病気と薬物療法』の「精神疾患　神経・筋疾患」の改訂2版。ガイドラインの改訂として、『てんかん診療ガイドライン』（2018年3月）、『パーキンソン病診療ガイドライン』（2018年5月）が発行されたことにより見直しを行った。

2010年3月に初版発行から8年以上が経過したため全体を通して見直しました。改訂2版の基本的な編集方針としては、教科書としての基本的な枠組みは初版を踏襲しているが、今までに以上に使いやすい教科書となるよう目次構成を変更した。た。

医用工学分野（生体磁気、生体計測、治療機器、福祉機器、再生医療）を体系的に学べる教科書。医用工学分野の基礎と新知見を併せ持つ入門書。医療機器の開発や国際展開事業を考える学生や若手研究者向け。

2016年3月に発刊された『PythonによるWebスクレイピング』の改訂版。各種ツールのバージョンアップに合わせ、全面改訂。Webスクレイピングを実際に行うために必要なプログラミングテクニックとテクノロジー全般を紹介。対象読者を中上級者に絞り、他のスクレイピング解説書にはない、高度なテクニックまでカバー。

読者がデータ収集や計算コストがかかるディープラーニングの他にも適材適所の手法を選択できるよう、本書ではさまざまな人工知能の関連分野を扱いながら、Pythonでよく使われるライブラリの基本的な使い方を解説。

本書は、コンピュータを用いて物理現象を再現する「物理シミュレーション」と、与えられた環境内で目的に応じて最適な行動を決定する「強化学習」を組み合わせて解説した。例として「手のひらに乗せた傘」をモデル化した倒立振子を対象に強化学習の方法を解説する。

本書では初心者でもWix.comでホームページの制作ができるようにチュートリアル形式で架空の飲食店のサイトを作り上げていく。プロのウェブ制作者が業務用に使うソフトなどは使用せずに完成できる内容となっている。

本書は日本語を学習中で、Pythonを学ぶ留学生に向けて、既刊書「情報演習33 ステップ30 Python［基礎編］ワークブック」の漢字にルビを振ったテキスト。また、本書はPythonの基礎を習得することが目的の書籍である。

優れたソフトウェアアーキテクチャをPythonによって，いかに実現するかを詳しく丁寧に解説。保守性，再利用性，テスト容易性，スケーラビリティ，パフォーマンス，ユーザビリティ，セキュリティを解説し，DevOpsや継続的インテグレーション，適切なオブジェクト指向の導入なども扱う。本書により頑健かつ柔軟な設計方法を理解し身につける。

本書は，パソコンやアプリケーションの操作ができる能力である「コンピュータリテラシ」の修得だけでなく，ある目的のために情報を積極的に活用できる能力である「情報リテラシ」の修得を目指したテキストである。第４版では，最新のパソコン環境に対応すべく，OSはWindows10，アプリケーションはOffice2016とした。

インターネットから物理学，工学，経済学，社会科学，生物学などあらゆる分野に存在するネットワークの数理と性質を，ネットワーク科学の第一人者が，学部生・大学院生を対象にまとめたフルカラーの教科書。多くの数式を用いた説明や豊富なオンライン資料などは，ネットワーク科学を自分の研究に活用したい研究者にとって有益となっている。

情報セキュリティは技術だけでなく人為的なこともかかわってくる。そのためICTを大学教育レベルで学ぶが情報セキュリティに携わるとは限らない幅広い人々も読者対象とし，情報セキュリティの重要な考え方を体系的にまとめた。

本書は，オペレーションズ・リサーチの一つの研究分野である捜索理論について，初学者でも学べるように確率論や最適化理論，ゲーム理論などの捜索理論を理解するために必要な基礎理論から解説した。

本書は情報理論における情報量，特に情報源符号化定理の解説に重点をおき，情報量の概念の理解を目的としている。基本的な数学の知識で理解できるよう記述し，定理は結果と使用法だけでなく証明内容を厳密にわかりやすく解説した。