理工学図書新刊ニュース　9月号

航空特殊無線技士（航空特）の試験科目「無線工学」「法規」「電気通信術」の三科目について解説した受験対策書。　全体として、覚えるべき重要用語、解法のポイントなどを「吹出し」の形式でわかりやすく示しているので、本書を読み進めていくことにより、航空特の合格に必要な実力が身につく構成。

本書は，「Pythonで学ぶ実践画像・音声処理入門」のMATLAB版である。サンプルデータを活用しながら，MATLABによる画像・音声処理技術を実践的に習得できる構成となっており，例題も多数掲載した。

超音波を利用したデバイスは，スマホやデジタルカメラなど身の回りで広く利用されているが，目に触れることはない。本書では，伝搬媒質表面近傍の振動を利用した弾性表面波センサ，固体振動を利用した圧電振動型センサを取り扱う。

新たな応用の可能性が期待される多点表面筋電図の利用方法や応用例について詳解。ロボットやスポーツ工学、医療などの幅広い研究領域で活用できるようわかりやすく解説。より解像度の高い筋電計測についてまとめられた初の書。

ネットワーク構造をもつデータをPythonで分析するための基礎知識を習得できる一冊。分析には、Google Colaboratory（Colab）を用いる。実際にColabで動かせるプログラムと、そのプログラムによって出力されたグラフが数多く例示しているため、実際にColabでコードを実行しながら理解を深めることが可能。

「機械学習」「ニューラルネットワーク」「進化的計算」など、ブームによって出現したトピックを網羅的に扱い、人工知能の全体像を解説する入門書。数式はほとんど用いずに、できるだけ平易に概念が理解できる構成。また、各章ごとにPythonを使った演習問題を掲載。

ゲームデザイナー／プランナー／ディレクターの必読書。ゲームデザイナーのあらゆる仕事を網羅。113の質問??レンズ??が、ゲームを飛躍的におもしろくする。著者は幅広いゲーム開発を経験し、第一線で活躍し続けるトップクリエイター。ゲーム開発者を目指す学生から、キャリア数十年のベテランまで、今日から使える実践的な一冊。123

低価格シングルボードコンピュータとして普及しているRaspberry Piを題材に、コンピューターの仕組みを学ぶ書籍。コンピューターを構成するさまざまなコンポーネントと、それらがどのように連携して動作するのかを詳細に解説。またそれらハードウェア上で動作するOSなど低レイヤのプログラミングについての解説も行う。

保守性の高いソフトウェアを構築する上で、リファクタリングやテストファースト開発などの技術的な実践がなぜ重要なのかについて具体的なアドバイスと一緒に解説。

本書ではPythonの数列と演算について、詳しく丁寧に説明。数値計算だけでなく、機械学習や、画像処理などを行う上でも必要な、NumPyとそれに関連するPythonの配列と演算についての知識とスキルが、300弱のコンパクトなページ数で、手軽に学ぶことが可能。

本書ではPythonのライブラリの中から比較的手軽に利用でき、知っておくと便利そうなものを選び、サンプルプログラムとともに説明した。サンプルプログラムは200個以上あり、ダウンロードサービスからすべて取得できる。全部で12種類のライブラリを扱い、第1章はそのライブラリを読むのに必要なPythonの知識を概説した。

高水準プログラミング言語の基礎理論を型付きラムダ計算を用いて詳細に解説。これら基礎理論の学習を通じて，関数型プログラミング言語の動作やその型システムの原理，多相型，型推論，継続計算，レコード計算などを含むプログラミング言語の種々の高度な機能の基礎を習得できる。読者の要望を受け，『情報数学講座9』を装い新たに発行した。

ヒューマンインタフェースとは，モノと人間の境界部分のことである。本書は高専や大学，大学院の教科書として，人間の特性や心の働きについても知った上で，ヒューマンインタフェース開発の勉強をしてもらうために執筆した。

"初めてのプログラミングを想定し,ブロックを利用したプログラム作成手順を詳しく記述するとともに，JavaScriptのプログラムを併記し，言語にも慣れることを意識して解説。MicroPythonの互換プログラムも準備。"

中小・小規模の小売・サービス業では、製造業に比べてＩｏＴの導入が遅れがち。そんな小売・サービス業がＩｏＴシステムで儲かるようになる提案ができる開発技術とスキルを具体的に解説する。

本書は、製造業に関わる技術者だけでなく、これから製造業に進みたいと考えている学生までを対象に、放電加工技術の原理から各種材料における加工特性の違い、加工方式による違いなどを豊富な図や加工例の写真などを用いて解説。現場技術者としての豊富な経験をもとに、知識、ノウハウをたっぷりと解説した技術者必携の書。

本書は［力のモーメント］を充分に理解して、構造・機構の支点における反力や支持モーメントが正しく求められることを目標とし、物体の運動を決める［運動方程式］により、解答を正しく求めることができる「問題解決能力の向上」に注力している。第2版では全体の見直しを行ない、演習問題の解法プロセスをさらに充実させた。123

制御対象と制御器を通信ネットワークが結ぶネットワーク制御は，サイバーフィジカルシステムやIoTの基幹をなす技術である。本書では，その制御理論について，初歩から最先端の話題までを，初学者にもわかりやすく解説している。

放電加工のルーツ企業である編者が、基幹要素のほか最新ＩＴ／ＡＩ技術を駆使した機能や段取りなどの情報も加え、加工方法を推奨する。準備から加工前段取り、加工中・後のチェック事項、安心・安全稼働のための要点など入門書として必要なスキルを網羅する。

道具や機械にはさまざまな部品が使われている。中でも、ばねは復元力を利用するという他の部品には見られない特徴を持つ機械部品。自動車1台あたり4000～5000個のばねが使用されていると言われる。本書では、ばねの機能、設計や選定、使うための要点や注意点などを解説。

ダイカストは、寸法精度に優れ、生産性が高く、安価であることなどから自動車部品を中心にさまざまな部品の製造に使用されている。本書は、ダイカストの若手の現場技能者・技術者が実作業をするうえで必要な現場技術（知識・技術・技能）を中心にわかりやすく解説する。

本書は，小学校以来の学びが水理学を学ぶ上でどのように役に立つかを実感できるよう配慮した教科書である。講義で教員が語る解説を話し言葉に近い形で記述し，問題解答のためのプログラムや水理現象の動画などをWEB上に用意した。

新しい建築家像を実践する新世代の建築家に焦点を当て、戦後建築界が近代建築批判以降どう継承されてきたかを説き、また彼らの仕事を評価しつつ今後の展望を探る。気鋭の若手建築家三十数名（21グループ）の空間創造活動を紹介し、著者の自分語りも交えながら検証する。大災害以降の建築界で活躍の場を求める若い建築家たちの動向を追う。

本書は、日本のＡＩ研究の第一人者である著者が大胆にAI込みの未来社会を予測する読み物。2020年代～2040年代ごろまでのＡＩの社会への浸透の具合を予測。ＡＩに関する様々な誤解を解きほぐし、等身大の姿を浮かび上がらせるとともに、ＡＩを受容するために社会に求められる要件を明らかにする。

脳の働きと美学的経験（美醜，感動，崇高など）との関係や脳機能と芸術的活動との関係を研究する新しい学問「神経美学」の入門書。その誕生から今日までの約15年余の成果をわかりやすく紹介する。神経美学の定義からはじまり，芸術や外面的特徴だけではなく，美が様々な対象に現れることを示し，最新の脳機能研究成果まで解説する。

一度憶えたら忘れない運動の記憶、美しく書き換えられる想い出、必死に努力して憶えた知識など、これらの人の記憶の仕組みと、その逆のなぜ人はもの忘れをするのかを中心に、脳の情報の伝達手段、記憶障害と記憶喪失などを具体的な話を出しながら解説していく。