理工学図書新刊ニュース　5月号

理科の教科書で学ぶ歴史上の人物がどのような実験を行い、どのようにして物事を発見したかを、実際の実験で再現し理解する実験書。歴史＋実験の理論＋実験（実技）という構成から、教科書では理解しにくかった歴史や理論などが理解できるようになる。教科書で取り上げられている有名な人物中心で、学習指導要領が改訂されても長く活用できる。

富士山では、他の高山とは異なる高山域の生態系が見られる。アクセスしやすい五合目は、その特色を観察しやすく、富士山信仰の修行道もある（紹介ルートに含む）。本書では、地学・植生・生き物の見どころを富士山科学研究所の専門家が解説。見応えのある写真の数々は、富士山の研究者だからこそ。まさに読める図鑑として、山歩きに携えたい一冊。

極値統計学とは、データからどのような大きな値（極大値）、または小さな値（極小値）がどれくらいの確率でいつ頃出現するかを知るための学問。統計学、Rの基礎から始め、極値統計学の理論とシミュレーションを実践する。特に数理統計学で分析できない内容、コンピュータを使ったデータ分析が必要なため、データサイエンティストやSEにも役立つ。

"微積分と線形代数を土台として，古典的な力学の問題から始め，解析力学を通じて古典物理学・近代物理学の入門部分を概観し，数理物理学の基礎的方法を解説する。初学者にも理解しやすいよう，解析力学独特の専門用語を最小限にとどめ，できるだけ微積分，線形代数の言葉で記述した。【目次】微積分の基礎から／質点の運動／他"

確率微分方程式の基本を「なるほど」と納得できるまでとことん説明した解説書。確率論の基礎概念の説明から始まり，確率変数・確率過程をしっかりと掴んだうえで，ブラウン運動に関する確率積分や確率微分方程式の基本と応用までを解説。200題ほどの例題で要点の確認と反復練習を徹底的に行うことで，初学者でも納得できるようにまとめている。

"工学系学生を対象とした電磁気学の教科書。電磁気学の学問としての流れを理解するうえで必要な内容を学ぶ。電場から始まる電気現象を説明し，電流からつくられる磁場へと展開する。一方，電磁気学を理解するために必要な数学ついては，比較的記述量を多くするよう心がけた。【目次】電荷とクーロンの法則／電場とガウスの法則／他"

地球には十数枚のプレートがあり、プレート同士の押し合いによって発生するのが「地震」である。「地震学」を理解するうえで数式は必要不可欠である。本書では、地球の構造や地震の発生原理、これまで考えられてきた地震の定説までを数式を交えながらわかりやすく解説する。

山陰中央新報に連載した「素粒子から宇宙へ　島根大・波場センセイの教室」を待望の単行本化。モノを小さく砕くとどこまで細かくできるのか。万物の源「素粒子」を探るうち、なぜか話は宇宙科学へつながっていく。そんな不思議な素粒子の世界を、波場センセイが50話で紹介。素粒子の基礎や歴史に加え、ヒッグス粒子や宇宙論をも軽快に解説。

カイコとシルクのすべてがわかる！カイコ，養蚕，そして絹について，起源から最新の話題までを95のトピックスで紹介する蚕糸科学の入門書。現代の生物科学・昆虫科学の面白さ奥深さがわかる。

公表された2020年度の第一種電気工事士技能試験候補問題10問を元に、寸法・使用材料・施工条件等を予想して解答・解説をする。使用材料の写真、電線・ケーブルの切断寸法、複線図、完成施工写真等でポイントが一目でわかる。技能試験の基礎知識から単線図から複線図への書き換え、基本作業の施工手順、欠陥の判断基準なども順序立てて解説。

ヒト（人体）が持つ能力・機能について，基礎的な理解と正確な解釈を可能にするユニークな教科書。バイオメカニクス分野を学習する学生や医療，福祉などの分野において基礎研修を望む実務者・研究者の知識の整理に役立つ一冊。

Web デザイナー・Web 担当者・初級のフロントエンジニアなど、「Web の見た目」を作る人に向けたVue.js の入門書。ノンエンジニアでもむりなく読み進められるように、難しいことは極力省いて、図を用いながらできるだけ平易に解説している。

データサイエンスやPythonの初心者向けデータサイエンス入門書の改訂版。Python3.6対応。Pythonの基礎から線形代数、統計確率の基礎、回帰、ナイーブベイズ、決定木、ニューラルネット、自然言語処理、グラフ解析、リコメンドシステム、機械学習、SQL、MapReduceまで、データサイエンスの基礎知識を効率良く学ぶ。

本書では、量子力学を勉強して初めに学習する「量子井戸」を用いる量子ドットコンピュータを題材として、「量子ビット」「量子ゲート」「量子もつれ」という量子コンピュータに必要不可欠な要素を、量子力学の基礎方程式であるシュレディンガー方程式を用いて数値シミュレーションを行う。数値計算に必要な計算アルゴリズム導出はすべて端折らずに詳しく解説。

本書は、Go言語のプログラミングをやさしく解説する書籍である。特に、Go言語の重要な事項に焦点を当てて、簡潔なサンプルプログラムを豊富に使ってわかりやすく解説した。コンピュータの基本的な操作や、テキストファイルの作成と保存などについて知っていれば、誰でも本書を使って容易にプログラミングを学ぶことができる。

"情報システムの構築管理を，古くて新しいテーマである情報資源管理とシステム構築統制に焦点を当てて探究する。本書で明らかにするプロジェクト統制の仕組みは，普遍的な構造であり，適用技術やアプローチの手法を問わず，時代を超えて求められるものである。【目次】企業情報システムの構想力と情報資源管理／他"

米国のCDCも提唱するパブリックヘルス活動のための情報学に関する日本初の書籍。CDCではパブリックヘルス活動に対して問題の発見，原因の特定，介入の選択，社会実装の四段階を提唱し，その実現のため予防効果，疫学，検査学，サーベイランス，情報学を挙げている。システム開発に必要な一連の知識や様々なシステムについて丁寧に解説する。

統計的機械学習の数理100問，Python版。100の問題を解くという演習のスタイルをとりながら，数式を導き，Pythonのソースプログラムを追い，具体的に手を動かしてみて，読者が自分のスキルとして「身につける」ことを目的としている。機械学習に関する知識のみならず，脳裏に数学的ロジックを構築し，プログラムを構成する資質も得られる。

本書は，『Javaによるアルゴリズムとデータ構造の基礎』のPython版である。Pythonの基礎から学ぶことができ，各章の最後には，基本情報技術者試験の過去問題も含めて豊富な章末問題を掲載している。

本書では，人間の活動における移動の意味を問いかけ，移動の歴史とその価値，交通サービスや自動車の歴史を解説した。また，今後，重要性が増してくるパーソナルモビリティビークルやモビリティのサービス化についても紹介した。

製造業では、製品の開発時にはまず目標原価をシミュレーションし、目標に沿って設計・開発が進められる。しかし、現実にはコストの作りこみが達成できず、目標原価から大きく外れることもしばしばある。本書では、目標原価による利益の作りこみ方法、必要なコスト見積もりとその運用方法を示す。

冷凍空調技術は、食品の冷蔵・冷凍から医療分野、建物や乗り物の空調などまで幅広く使われ、快適な生活には欠かせない技術。この本では、冷凍空調の基礎知識から冷凍空調を実現するうえでの構造、システムから設備までを図解見開き２ページでわかりやすく解説していく。

本書は，学科・実地試験の最新5年間の出題内容を徹底分析し，合格に必要な内容に限定して1冊にまとめたテキストである。各章扉に令和元年度の出題状況を，また各節のはじめに学習のポイントを掲載し，学習効率を高める工夫をした。巻末には，令和元年度の全出題問題と解答・解説を掲載している。

本書は，効率的な学習ができ，合格できる実力が身につく即戦向けの年度版問題集である。収録問題数を大幅に増やした。最近出題された問題と必修基本問題の構成とし，ていねいな解説を付している。平成30年度・令和元年度試験問題は太枠で囲み，最新傾向に対処してある。基本事項はまとめて覚えられるように配慮してある。

わかりやすい教科書として好評を博する「構造力学」（土木・環境系コアテキストシリーズ）に準拠した演習書。重要な考え方を説明しなおし，豊富な例題と演習を通じて，確実に身につくようにした。教科書と合わせて必携の書籍である。

技術士第一次試験上下水道部門の専門科目択一試験の問題集の第3版。平成19年から令和元年度までの試験問題から250問を厳選し、出題傾向、勉強方法を提示する。過去問題と解説では、内容を深く掘り下げることによって、類似問題への応用力を高める。

本書は，学科試験の最新５年間の出題内容を徹底分析し，合格のために必要な内容を1冊にまとめたテキストである。各章扉に出題傾向分析を，各節のはじめに学習のポイントを掲載し，学習効率を高める工夫をした。重要事項・重要用語を2色刷とし，合格への重要内容が短時間で学習できる。巻末には令和元年度の全出題問題と正答一覧を掲載している。

本書は，出題頻度の高い問題を分野別に収録し，効率的な学習ができ，合格できる実力が身につく即戦向けの問題集である。最新５年間の出題傾向を徹底的に分析して，問題ごとに詳しい解説を付した。平成30度・令和元年度試験問題にはアミをかけ，最新傾向に対処してある。

本書は，徹底した過去問題の分析により，短期間で実力がつき，合格できるように工夫された問題集である。各章扉で過去の出題傾向を分析し，厳選された過去問題を掲載してある。項目ごとに試験によく出る重要事項をまとめ，豊富な図表および付録と2色刷で視覚的にも覚えやすい工夫がされている。

本書は，本試験と同じ形式で，最新５年間（平成27年～令和元年）の試験問題を収録した受験用問題集である。ワンポイント解説を付した解答試案（別冊投込み）を活用することにより，実戦演習として最適な受験用教材である。

本書は，受験のために，学科・実地試験の最新5年間の出題内容を徹底分析し，合格に必要な内容に限定してまとめたテキストである。各章扉に令和元年度問題の出題傾向を，また，各節のはじめに学習のポイントを掲載し，学習効率を高める工夫をした。巻末には令和元年度の全出題問題と解答を掲載している。

本書は，効率的な学習ができ，合格できる実力が身につく即戦向けの年度版問題集である。収録問題数を大幅に増やした。最近出題された問題と必修基本問題の構成とし，ていねいな解説を付している。平成30年度・令和元年度試験問題にはアミをかけ，最新傾向に対処してある。基本事項はまとめて覚えられるように配慮してある。

ビル管理士（建築物環境衛生管理技術者）試験対策用に最新5年間の全問題を分析し，出題傾向から合格に必要な要点・重要事項をまとめたテキストである。理解を促すように丁寧な図表で解説をしている。Ⅰ巻では第1編建築物衛生行政／第2編建築物の環境衛生／第3編室内環境の管理／第4編建築物の構造概論を掲載している。ていねいな索引付き。

ビル管理士（建築物環境衛生管理技術者）試験対策用に最新5年間の全問題を分析し，出題傾向から合格に必要な要点・重要事項をまとめたテキストである。理解を促すように丁寧な図表で解説をしている。Ⅱ巻では第５編給水及び排水の管理／第６編　清掃／第７編ねずみ・昆虫等の防除／資料編を掲載している。ていねいな索引付き。

本試験と同じ形式で，数多くの実戦を体験していただくための本。最新5年間（平成27年～令和元年）の全問題を年度順，出題順に掲載した。試験直前の最後のまとめに，そしてこれから「ビル管理士」を勉強する人には，自分の実力が把握できる。別刷りで解答試案・ワンポイント解説と答案用紙，そして自己採点用紙も付いている。

旅先で、また移動中に、設計者は手帖にスケッチを描く。建築のすべてはその線の連なりから始まるといっても過言ではなく、多くは配置や間取り、ディテールの検討であったり、こうなってほしいという夢や構想を描きとめる作業である。本書はB6の手帖や設計机で描かれたスケッチ群をまとめたエスキス帖。設計者を目指す人の手元に置いてほしい1冊。

若手設計者の目標はいつの時代も共通している。設計を習得するためには小さな家から考えることが近道。本書は、30坪前後の4軒の木造住宅を対象に平面図や矩計図、枠図、外部・内部枠廻り、建具図、階段詳細図などを通して、プランの考え方や寸法の抑え方など、住宅設計術を解き明かす。豊富な写真と著者描きおろしの手描き図面で構成されている。

空調設計では建物や目的に沿って条件を把握し、最大負荷を求め、負荷の変動状況を見極めて最適な空調システムが決定される。「熱負荷計算」の目的は「建物全体やゾーンの空調負荷計算（最大値）」と「空調設備の年間熱負荷計算」となる。本書ではその作業の詳細を体系的・実用的に記述。ビルの大ストック時代におけるリノベーションについても詳述。

西洋建築史を様式変遷史ではなくリノベーションの重層としてとらえ、リノベーションの創造性という視点から西洋建築史を再考する。ローマ神殿の円柱の入手に奔走した司祭、小城館に王統の継続性を託した王……。時間が積み重なった建築に人が介入するとき、そこには意味と意志がある。現代のリノベーションのコンセプトワークにも参考となる1冊。

建築家の頭の中の「設計」のメカニズムを、構想、計画から基本設計にいたるまで段階的に解き明かす実践的建築論。東京理科大学教授としての知見と、建築家としての実践の融合であり、同時に建築設計論として広く議論され深められてゆくことも狙っている。「建築の規則」「建築の条件」に続く坂牛卓の建築論第3弾。

建設部門一次試験の過去問題集（過去10年分）。好評本の2020年度版。ひたすら過去問題を年度別に大量に解きたい受験者のための問題集。体系的な理解に必要な「キーワード700」やそれと連動した精選問題集である「受験必修問題300」とあわせて読めばより確実な準備ができる。

技術士第一次試験建設部門の専門科目で出題される11分野における出題傾向とレベルに合わせたオリジナル模擬問題集。300問以上の厳選された問題を解くことで実力を養成する。実力判定用の模擬試験付き。2020年度の解答・解説、および試験範囲と最近の出題傾向を反映した最新版。