理工学図書新刊ニュース　11月号

どこまでが「顔」なのでしょうか。当たり前なのに奥深い存在、それが顔です。もちろん顔をもつのは人だけではありません。身の周りには、動物や仮面、芸術品やコンピュータ、似顔絵…たくさんの顔（と、顔に見えるもの）があふれています。本書では、9つの学問分野ごとに章を分け、面白い話題をまとめています。中学生から大人まで楽しめる一冊。

トピックスと改訂ポイント「節分の日が動き出す」「月食」「銀河の距離の改訂について」「地球型系外惑星のための新装置稼働」「台風」「世界のおもな気象災害」「化学上のおもな発明および発見」「日本のおもな火山」「日本付近のおもな被害地震年代表」「ウイルス分類表」「感染症（仮）」「地球表層におけるリンの循環」「バッタの被害（仮）」

トピックスと改訂ポイント「節分の日が動き出す」「月食」「銀河の距離の改訂について」「地球型系外惑星のための新装置稼働」「台風」「世界のおもな気象災害」「化学上のおもな発明および発見」「日本のおもな火山」「日本付近のおもな被害地震年代表」「ウイルス分類表」「感染症（仮）」「地球表層におけるリンの循環」「バッタの被害（仮）」

1925（大正14）年の『理科年表』創刊から最新版（毎年11月刊行）までの膨大なデータを収載したインターネットサイト「理科年表プレミアム」を12ヵ月間利用することができる。プレミアムではすべてのデータを検索・閲覧し、CSVファイルでダウンロードすることも可能。ID・パスワード認証により、いつでもどこからでもアクセスできる。

現代を取り巻く地球環境問題の一つとして、「地球温暖化」が挙げられる。北極と南極にも温暖化による影響が著しく見られる。しかし北極では海氷域の減少が激しくなる一方、南極では南極半島を除いてあまり温暖化が進んでいない。その違いは何だろうか。これまでの観測の歴史を振り返りつつ、最新の研究から見えた両極の地球温暖化について解説する。

「対応分析」の理論的な先端部分へのガイドともいうべき原書の翻訳。Rの普及によって多変量解析が手軽にできるようになっており、対応分析の解説も増えているものの、正確な解釈は簡単ではなく、ほとんどはグラフを描画するところまで。本書は、数理的な基礎は最小限にし、結果の解釈における注意点について事例をもとにわかりやすく説明している。

本書は理工系の学生にとって基礎となる内容がしっかり身に付く良問を数多く掲載した微分方程式、ラプラス変換、フーリエ解析の演習書。高校数学で学んだ内容を起点に、丁寧にわかりやすく解説したうえ、読者が自ら手を動かして確かなスキルが身に付けられるよう、数多くの例題、問題を掲載している。

R（R Studio）を使ったデータ分析・解析の新しい入門書。連続データやカテゴリデータの要約、ベイズ解析、モデル解析までを、レシ形式で手順を追って画面操作、ソースコード入力、数式の展開などを説明する。実際に必要となる場面や具体例を示しながら解説するので、Rや統計学についてはじめて学ぶ人も安心して読み進めることができる。

本書は、統計解析の定番ソフト「R」のGUIパッケージである「EZR（Easy R）」を活用して、手軽に統計解析ができる方法を解説する。コンソール入力を行わなくても、マウスでサクサク解析を進めることができる。しかも、医療分野を中心に統計解析の現場で活用されている本格的なパッケージなので、安心して使うことができる。

Excel関数を使った例題を通して学ぶことで統計の基礎知識が身に付くロングセラー『Excelで学ぶ統計解析入門』のExcel2019/2016対応版。例題を設け、分析の仕方とExcelを使っての解法の両面を取り上げ解説している。Excelの機能で対応できないものは、著者が開発したExcelアドインで対応できる。

データサイエンティスト向け統計入門の改訂版。50の重要な統計と機械学習の「重要なコンセプト」について、簡潔で正確な説明と、それを裏付ける最低限の数式、クリアな可視化、実現するためのプログラミングコードを提示することで着実な理解を促す。第1版はRのみ対応だったがPythonにも対応。サンプルコードはGitHubから入手可能。

高校レベルの数学の題材を通して、数学とプログラミングを学ぶ書籍。著者の経験に基づき、命題、定理から入る伝統的な手順ではなく、プログラミングによって図を描き、より具体的、視覚的なアプローチで直感的に数学を理解することを目的としている。学校の数学と実際の世界のギャップを埋め、少しでも数学に興味を持ってもらおうという意欲作。

数学の洋書を正確に読む助けとなる，数学に特化した英語のテキスト。文章の解説に加えて，数学の文献を読むのに必要最小限の英文法を，理数系の学生が読みやすい形にまとめ，文法や発音にも気を配り，演習問題も充実している。英語の学習が無理なくできるよう，数学の内容は高校三年時に習うものから徐々にステップアップするようにしている。

例題や練習問題を適宜配置し、節末問題や章末問題で理解力を確認しながら学べるテキスト。旧版の懇切丁寧な記述の方針を堅持しながら、より使いやすく教えやすくするため、全面にわたり徹底的に改訂した。

「新版微分積分Ⅰ　改訂版」に完全に準拠した問題集で、教科書のまとめを掲載。教科書の記述との関わりを徹底的に検証し、教科書の記述内容をより深く理解できる、旧版よりさらに使いでのある問題集とした。

例題や練習問題を適宜配置し、節末問題や章末問題で理解力を確認しながら学べるテキスト。旧版の懇切丁寧な記述の方針を堅持しながら、より使いやすく教えやすくするため、全面にわたり徹底的に改訂し、シリーズ内とりわけ「微分積分Ⅰ」と継続した学習が容易なよう、他書で扱った公式を見返しに掲載し、本文中でも必要な公式参照の指示を加えた。

「新版微分積分Ⅱ　改訂版」に完全に準拠した問題集で、教科書のまとめを掲載。教科書の記述との関わりを徹底的に検証し、教科書の記述内容をより深く理解できる、旧版よりさらに使いでのある問題集とした。

本書は解析的なアプローチでモデルから情報を取り出すことに重点を置き，確率，最適化，スケーリング，微分方程式，安定性，フィードバックという5つのテーマから構成される．本書を読むことで，自然の複雑さをモデル化する方法，つまり複雑な系の本質的でない詳細を捨て去り数学を使ってその本質を捉える方法へのより深い洞察が得られるだろう．

東京大学の入試問題は世界最高峰と言われ、物理に限ってもその内容は身近な現象から宇宙に関するものまで多岐にわたる。本書では、東大の物理の入試問題を解くと、どんなに面白いことがわかるのかを解説。問題の考え方や解き方を説明しつつ、得られた結果がどのようなことを示唆するのかという点を重視し、高校物理を深く味わえる内容となっている。

高圧ガス製造保安責任者丙種化学（特別）は、石油化学コンビナート等製造事業所、充てん事業所、天然ガススタンド等において、製造に係る保安の実務的な業務に必要な資格。高圧ガスの種類及び製造施設の規模は制限を受けないが、この資格は保安係員のみに選任され、製造施設の保安に携わることができる。少ない学習時間で効率よく受験対策が行える。

マイクロタスやラボオンナチップなどと呼ばれるマイクロ流体分析は，微量サンプルを迅速・簡便・精密に分析する技術として利用されている。既存分析技術の小型化はもとより，新しい分析技術として現在進行形で発展している。本書は，マイクロ流体分析の基本から応用までを初学者にもわかりやすいようにやさしく紹介。入門書として最適である。

精選された高い信頼性のデータ集、16年ぶりの全面改訂。※冊子をご購入の方は、特典として「化学書資料館」のうち、化学便覧基礎編の部分を1年間ご利用いただけます。

日本化学会編纂の化学書を統合的に検索し、閲覧することができるサイト。登録日から12ヵ月間のアクセス権と解説書付き。現在は日本化学会編の化学便覧 基礎編 改訂6版、化学便覧 応用化学編の第5?7版、実験化学講座・実験化学講座 続・新実験化学講座・第4版・第5版実験化学講座の全巻、標準化学用語辞典

本書は英語でフィジカルハザードとよばれている爆発危険性について網羅的に解説したハンドブック。まず科学的に爆発現象をとらえ、次に爆発危険性の調査法、計算による爆発予測法、国内外の化学物質の管理、熱分析試験と装置、具体的な爆発調査事例を取り上げ、読者が必要とする情報にすばやくたどり着つけられるよう、有用な情報をまとめている。

社会は皆の協力があってはじめて成立する。人間は人間特有の能力をもとにして，組織やルール，制度を作り，個人間での協力関係を超えた協力を行い，他の動物とは異なる社会を形成してきた。本書では社会を維持する要である「信用」に着目し，進化ゲーム理論を援用した数理モデルやエージェントベースモデルによって社会の仕組みを理解していく。

SOFIX（土壌肥沃度指標）は，生物指標による農地の診断・評価を定量的に可能にし，再現性のある有機農業システムを提供する世界初の技術である。土の中の微生物量を「みえる化」する技術を基盤に，土壌の肥沃度を診断するSOFIXの理論や技術体系を多くの図表や写真を用いて解説する。研究者だけではなく，農業従事者にも役立つ一冊である。

碁や将棋ソフトに欠陥があってもゲームに負けるだけですが、自動運転システムではそうはいきません。本書では、ソフトウェア工学の立場から機械学習ソフトウェアの問題（品質への技術的な取組み、技術的な問題点のビジネスへの影響）を整理。また、品質保証を目的とするテスティング技術について解説します。

1957年から発行してきた「原子力年鑑」の2020年度版。廃棄物処理の具体化と解体撤去など健全炉の廃止措置に加え、COVID-19に伴うエネルギー需給全般における原子力産業と安全規制へのインパクトなど、内外動向と付随する個別事象を中心に解説する。

好評書を再刊！ウェブ付録付。様々な高分子材料の分析について，網羅的に詳しく解説した。分析の記述だけでなく，材料や応用製品等の「物」に関する説明もある点が，本書の大きな特徴の一つである。

産業の基幹技術の1つである「配管技術」について、理論・定理・計算式などの「原理・原則」にまで遡ってわかりやすく解説。また、配管装置を構成するパイプ、バルブなどのコンポーネントのしくみを、その原理にも触れながら豊富な図で説明し、実践で役立つ内容とした。

鉄道の信号保安技術は、運行計画のもと安全に鉄道を運用するためには欠かせない技術であり、鉄道システムを支える重要なインフラ技術。本書は、鉄道信号に関連する業務に従事者はもちろん、鉄道ファン・マニアも読みごたえがあるよう、鉄道信号全般に関して、記述の読みやすさ、図表・写真を豊富に掲載することを意識して総合的にまとめた。

自家用電気設備を維持・管理・運用する電気主任技術者や設計・施工に携わる電気設備工事技術者、さらには電力会社、メーカー等の電気関係者を対象に、必要とされる電気事業法と施行令、施行規則及び関係施行規則・告示などの法令と、その運用解釈が容易に理解できる内規・通達・指針等を収録したもの。横組みでコンパクトな電気関係者必携書。

フィードバック制御の定番であるPID制御を現代制御の視点から解説する。古典制御では理論的に詳細な解析が困難であるという問題がある。そのため、複雑化の進むロボットシステムや要求の厳しいシステムでは現代制御やロバスト制御が用いられている。現代制御の視点から詳細かつ複雑な解析を行う知識を提供。実際に応用可能な制御理論を紹介する。

現在のわれわれの生活はパワエレなくして成り立たたない。身のまわりにあるありとあらゆるものがパワエレによって支えられている。本書は、この50年近くにわたって私たちの生活を劇的に変え、エネルギーを無駄なく使えるようにした「パワエレ」についてわかりやすく解説した書籍。

第二種電気工事士筆記試験の過去10年分（令和2年度から平成23年度まで）の問題を収録し、その解答・解説を加えてまとめた問題集。丁寧な解答・解説は定評がある。第1編には筆記試験に必要な重要ポイントを、第3編には電気工事士試験に関連する法令（電気設備技術基準／電気設備技術基準の解釈）を抜粋したものをそれぞれ収録している。

エネルギー管理士電気分野試験の過去問集。過去10年間の全問題を徹底解説。丁寧・平易な解説はもとより、参考となる図面を多用した誌面が理解を助ける。試験の概要、勉強の仕方、手続き等を詳細に紹介し、過去問を分類・徹底分析することにより、課目ごとの出題傾向がひと目で理解できるよう整理した。マークシートの分かりやすい記入法も紹介。

第二種電気工事士の筆記試験の受験対策書。1テーマ見開き2ページで、これだけ覚える→攻略のステップ→過去問の攻略の3段階の構成。無理なく合格ラインに到達できるよう目で見て覚えやすいものから順に学習する構成。過去問題を解くために必要な情報に絞って解説。過去15年間（令和2年下期～平成18年）に出題された全問題を扱っている。

航空無線通信士試験（航空通）の受験対策書の改訂版。「試験に出るポイントに絞った内容」「やさしくていねいな解説」に加えて、図やイラストを大幅に増やし、よりわかりやすいテキストとした。最近の出題傾向にあった問題への追加・変更も行っている。

固体物性の難所であるエネルギーバンド形成を量子力学ではなく回路論で解説し，デバイス物理の直観的理解の鍵を握る擬フェルミ準位の概念とエネルギーバンド図の読み解き方を詳述した物性とデバイスの普遍的な基礎を説く入門書。

最新の出題傾向を分析して掲載問題を全面的に見直し。計算過程を詳細に示しつつ、間違いやすい問題には、解説に加えて解法のポイントやテクニックを掲載。効率的に学習できるよう構成。

エレクトロニクス実装にかかわる初級から中級技術者に向け、ソルダリング技術の基本である接合界面反応とソルダリング材料について解説する本。基礎的な技術を応用力に発展できるレベルまで丁寧に指南する。演習問題などを含め、理解度を確認しながら学べる内容となっている。

医学生や高等教育機関における医工学専攻科，および工学部の学生が生体医工学に興味を持ち将来自分の研究専門分野にしたいと思ってもらえるよう，写真や図を使い工学技術の医療応用分野をわかりやすく興味が持てるよう解説。