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東南アジア多文明世界の発見(講談社学術文庫 2512)
石澤 良昭
著
発行年月 |
2018年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
411p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史 |
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ISBN |
9784065126707 |
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商品コード |
1027912179 |
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NDC分類 |
223.5 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2018年09月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027912179 |
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著者紹介
石澤 良昭(著者):1937年,北海道生まれ。上智大学外国語学部卒業。文学博士。専攻は東南アジア史,とくにカンボジア碑刻学。鹿児島大学教授,上智大学教授,上智大学学長,文化庁文化審議会会長などを歴任し,現在,上智大学アジア人材養成センター所長,上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。主な著書に『古代カンボジア史研究』『アンコールからのメッセージ』『アンコール・王たちの物語』などがある。2017年,アンコール遺跡の保存修復と現地の人材養成によりマグサイサイ賞を受賞。
内容
インドと中国にはさまれて仏教とヒンドゥー教の影響を受けながら多彩な歴史を歩んできた東南アジア。なかでも一二世紀に最盛期を迎えたアンコール王朝は、巨大遺跡と仏教美術で多くの世界遺産を誇る。本書はアンコール研究に半生を捧げてマグサイサイ賞を受けた著者がアンコール王朝600年の盛衰と人々の日常生活を再現し、多彩な東南アジア諸王朝の興亡を明らかにする。東南アジア諸国の歴史と現状を理解するための必読書。
講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第4期の2冊目。東南アジアは、インドと中国にはさまれた地理上の位置から、双方の影響を受けながら多彩な歴史と王朝の興亡を繰り返してきた。自然に恵まれた多言語、多宗教世界の軌跡をアンコール・ワット研究に半生をささげた著者が追求。仏教やヒンドゥー教の宇宙観にもとづく寺院や王宮の建設と王朝盛衰の真相を新たに発掘された考古学上の成果から解明。遺跡に刻まれた人々の暮らしを復元するとともに、500年前、鎖国直前にアンコール・ワットを訪れた日本人の足跡を明らかにして東南アジアと日本の隠された歴史をも発掘した渾身の力作である。[原本:『興亡の世界史11 東南アジア 多文明世界の発見』講談社 2009年刊]