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ウイルスの進化史を考える~「巨大ウイルス」研究者がエヴィデンスを基に妄想ばなしを語ってみた~(生物ミステリー)
武村 政春,
武村 政春
著
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
271p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/微生物学 |
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ISBN |
9784297127732 |
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商品コード |
1034318288 |
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NDC分類 |
465.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034318288 |
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著者紹介
武村 政春(著者):武村政春(たけむら・まさはる)
東京理科大学教授。
巨大ウイルスの生態と進化にオタク的興味をもつ。
真核生物の起源にも多大なる興味。
現在は筋肉(筋トレは趣味ではなく、そのための単なる方法に過ぎない)にも大いなる興味をもっている。
もともとの専門は生化学とか分子生物学とか。
2001年細胞核ウイルス起源説を提唱。
2019年メドゥーサウイルスを発見。
出身は三重県津市。
1998年名古屋大学大学院医学研究科修了。
博士(医学)。
内容
このご時世、ウイルスの本がちょっと刊行されてきたものの、「ウイルスの進化」をメインに扱った本はない。
その理由はおそらく簡単で、ウイルスの進化を研究する研究者がそれほど多くないことに加え、その進化のあらましの正確なところを、じつは誰も知らないからである。
まあ、誰も知らないというのはじつは言い過ぎで、研究をしている人は、さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い、論文として発表しているわけだけれど、あくまでもそれは推測であって、真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら、すべての生物学の分野がそうなのだが)。
だから、それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を、誰もしたがらないのである。
それをあえて行おうというのが、本書である。
「インフルエンザウイルスはどのようにインフルエンザウイルスたり得たのか?」
「コロナウイルスはどうやってRNAウイルスのなかから生じてきたのか?」
ウイルスの進化史を広い視点で見ると、そこにはどんな世界が広がっているのだろう?