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デザインのGENTEN~原点から現点、そしてフチュールへ~(帝京新書 009)
コシノジュンコ
著
発行年月 |
2025年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
173p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/理工学/機械工学/製造工学 |
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ISBN |
9784434355325 |
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商品コード |
1039958447 |
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NDC分類 |
589.2 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年04月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039958447 |
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著者紹介
コシノジュンコ(著者):デザイナー。大阪府岸和田市生まれ。文化服装学院デザイン科卒業。在学中に新人デザイナーの登竜門である装苑賞を最年少で受賞。1966年、東京・青山にブティック「コレット」を開店。1978年から2000年までパリコレクションに参加。海外でのファッションショーは、1985年に中国・北京で同国史上最大のショーを実施したのに続き、90年に米メトロポリタン美術館、94年ベトナム、96年キューバ、99年ポーランド、2009年ミャンマーなど。イタリア文化功労勲章・カヴァリエーレ章、モンブラン国際文化賞、キューバ共和国友好勲章受章。2017年に文化功労者、21年に仏レジオン・ドヌール勲章、22年に旭日中綬章受章。
内容
世界的なデザイナー、コシノジュンコ氏による「教養新書」初の書き下ろしとなる本書は、ファッションから工業意匠、イベントプロデュースまでを手掛ける自身の「デザインの思想」を掘り下げる。天と地、人工と自然、光と影、四角と丸のように、それぞれが独立して混じり合わない「対極」を生かす「対極の思考」。文化と経済の共存共栄を目指しながら日本のアイデンティティー回復を図る「アール・フチュール(未来芸術)」の活動。余分な情報をそぎ落としてモノ・コトの核心に迫る「引き算の思考」。これらによって、自身のデザイン世界がどう豊穣になったのかを検証し、デザインの未来を予想する。友人の三宅一生、高田賢三両氏との親交、パリコレと社会主義諸国で開いたショーの舞台裏、コロナ禍における活動など、豊富なエピソードを交え、デザインについて「喜びと元気と未来を人びとに与える」「新しい生活を人びとに提案する」と言い切るコシノ氏。「カタチ、モノ、コトは、デザインを通じてのみ、商品・サービスから『作品』」に飛翔する」との言葉を受け止めるとき、彼女がなぜ「ファッションデザイナー」ではなく「デザイナー」を名乗ってきたかが理解できる。【帝京大学 創立60周年(2026年6月)企画】