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フードバリューチェーンが変える日本農業
大泉 一貫
著
発行年月 |
2020年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
266p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/農業・食糧 |
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ISBN |
9784532323325 |
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商品コード |
1031489019 |
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NDC分類 |
611.7 |
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本の性格 |
実務向け |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2020/05/23 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031489019 |
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著者紹介
大泉 一貫(著者):宮城大学名誉教授。新潟食料農業大学学術顧問。21世紀政策研究所研究主幹1949年生まれ。74年東京大学農学系研究科修士課程修了。東北大学農学博士。東北大学助教授、宮城大学教授などをへて現職。
内容
◆農家の数はこれから10年で110万戸から40万戸に急減する。ただ減るのではなく、全体の中で新規の就農者が3分の1を占め、大規模農家の生産シェアが7割を超えるようになる。一般産業並みのICT化や流通チェーンの高度化、生産物の高付加価値化や、マーケットインの導入が急速に進み生産性革命が起きようとしている。本書は、日本の農業、農政に精通し、現場を知る著者が、農家の目線にたち、これから起きる変化、リスクとチャンスを伝える。
◆1990年から2010年までの20年は日本の農業の生産性は停滞していたが、それからの10年ですでに大きな変化が起きている。生産性を比較すると、都道府県レベルでは2,3倍、市町村レベルでは5倍、経営体レベルでは10倍に格差が広がりつつあるという調査結果もある。それを主導するのがICT化とフードバリューチェーン化だ。
◆一口でICT化といっても、一般企業と変わらない経営効率化やデータ利活用から、農業特有の機具の高度化まで様々。フードバリューチェーン化も大きく垂直型と水平型に分かれ、企業主導のものから、販売部門を強化した農業経営体まで様々な事例を紹介。コメ政策だけでない経営強化策も含めた幅広い意味での農政の動向もまじえながら、これからを展望する。