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ANTHRO VISION~人類学的思考で視るビジネスと世界~
ジリアン・テット
著
土方 奈美
翻訳
発行年月 |
2022年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
353p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典 |
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ISBN |
9784532324483 |
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商品コード |
1034144470 |
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NDC分類 |
304 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2022年03月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/03/26、読売新聞 2022/05/08、日本経済新聞 2025/05/10 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034144470 |
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著者紹介
ジリアン・テット(著者):ジリアン・テット(Gillian Tett)
FT米国版編集委員会委員長、米国版エディター・アット・ラージ。
ケンブリッジ大学にて博士号(社会人類学)取得。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)入社後、ソ連崩壊時の中央アジア諸国を取材。その後、東京支局長もつとめる。イギリスに戻り「Lexコラム」担当。金融ジャーナリストの最高の栄誉ウィンコット賞を受賞したほか、ブリティッシュ・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞、コラムニスト・オブ・ザ・イヤー賞、ビジネス・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞などを受賞。米国版編集長を経て現職。著書に『セイビング・ザ・サン』、『愚者の黄金』(フィナンシャル・ブック・オブ・ザ・イヤー賞受賞作)、『サイロ・エフェクト』がある。
土方 奈美(翻訳):翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー。訳書にリード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー『NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX』、エリック・シュミット他『How Google Works』、ジョン・ドーア『Measure What Matters』など多数。
内容
『サイロ・エフェクト』著者最新作!
経済予測、金融モデル、マーケティング、ビッグデータ・・・・・・
なぜ現代社会の知的ツールは、問題解決に失敗するのか?
社会科学とデータサイエンスの融合で、人類学的知見が果たすべき役割とは?
「極端な不確実性」に直面する現在、過去の延長戦で考えるのは危険だ。
FTのトップジャーナリストが、混迷の時代に必要な「幅広い視野」を解説した話題作。
●いま大注目の「人類学的思考法」とは何か?
●新型コロナで内向きになった視野を、意識的に広げる方法。
●キットカット、ネスレ、マースは、「身近な世界」に潜む「未知なる世界」からどうやってビジネスチャンスを見つけたか?
●GM破綻の教訓は、社内の「部族対立」解決に役立つ。
◆「見えていないもの」を正しく「見える」ようにする。現代社会に必須の知的ツール、人類学的思考法の使い方。
現代社会の知的ツールが、機能不全に陥っている。経済予測、選挙の世論調査、金融モデルは外れてばかりだ。こうしたツールは、世界はごくわずかな変数で分類・把握できるという前提に基づいて設計されている。視野が狭いのだ。
世界が安定していて、過去が未来の参考になる時代なら、それでもうまくいくかもしれない。だが変化の激しい時代、「ブラックスワン」「極端な不確実性」「未知の未来」に直面しているときは、狭い視野は危険だ。
ビッグデータをAI(人工知能)がどれだけ処理しようとも、そこから導き出されるのは「WHAT」だけである。事象の原因、「WHY」にはたどり着けない。
いま求められるのは、広い視野と「WHY」を突き詰める視点である。「未知なるものを身近なものに」「身近なものを未知なるものに」変化させ、隠れたパターンを見いだすツールである。
本書では人類学者のように「虫の目」で世界を視て、「鳥の目」で集めた情報と組み合わせることで「社会的沈黙」に耳を澄ます技術「アンソロ・ビジョン(人類学的視野)」を紹介する。
フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のトップジャーナリストが執筆した話題作。