アジア遊学<250> 酔いの文化史
内容
目次
序言―東西の飲酒文化を考える 伊藤信博 Ⅰ 酔いと宗教 無明の酒に酔う―〈酔い〉の表現史 小峯和明 髑髏盃をめぐって―織田信長を端緒に 目黒将史 僧坊酒宴再考 芳澤元 酒と仏教―酒の仏は「酔い酔い酔い酔い、酔いやな」 石井公成 【コラム】 人類最初の酔っぱらいとしてのノア 木俣元一 Ⅱ 飲酒とその表象 平安貴族の「酔い」と「まつりごと」 高橋亨 平安後期における香薬の「酔い」―『香要抄』を中心に アンドリュー・マッカンバー 破戒と陶酔―中世絵画に見る 山本聡美 黄表紙に擬人化される酒 畑有紀 中世文学のなかの居酒屋と放蕩息子―クリシェか現実か 前野みち子 Ⅲ 飲酒と環境 米と酒そしてその周辺―環境の視座から 伊藤信博・伊藤彰敏 椒芽田楽の洒落本から見るお酒と酔い ミギー・ディラン 飲料の製造、飲み方と文化―例外としての日本酒? ボーメール・ニコラ アンシャンレジーム期のフランスにおける酔いに対する寛容 マチュー・ルクートル(棚橋美知子 訳) 酔う女―徳田秋聲『新世帯』と明治期の飲酒文化 安井海洋 【コラム】 日本酒と肴―海辺の村で呑み始め 小川雅魚 Ⅳ 飲酒と病 【コラム】 フランスにおけるアルコール中毒対策の政策的曖昧さ ジャン=ロベール・ピット(棚橋美知子 訳) 【コラム】 飲酒と体内器官の関係 トマ・ロラン(棚橋美知子 訳) 【コラム】 アルコール飲料製造における生物学的プロセス アンドレス・マツラナ(棚橋美知子 訳) 翻訳を終えて 棚橋美知子
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