犯罪の生物学~遺伝・進化・環境・倫理~
D.C.ロウ, 津富 宏 著
内容
目次
序文 著者の覚書 第1章 生物学と犯罪の序論 犯罪原因の異質性 犯罪に関する2つの生物学的視座 生物学的分析のレベル 環境的要因 第2章 犯罪性向の遺伝 一卵性双生児と犯罪 遺伝率係数の解釈の仕方 行動特徴に対する遺伝の影響を推測する 行動遺伝研究デザインにおける遺伝の影響と環境の影響の推定 Mednickによる犯罪に関する養子研究 発達的視点 精神障害と犯罪性 結論 第3章 犯罪を進化から見る 人間行動と進化に関するものの見方 雌雄淘汰と犯罪における性差 生活史,性的選択,年齢-犯罪曲線 血縁淘汰と犯罪 個人差と進化 進化の視座:結論 第4章 体は語る? 生物学的特徴と犯罪性向 犯罪性向の生理学的根拠の知見 犯罪の生物学的検査についての結論 第5章 犯罪遺伝子? 分子遺伝学と犯罪性向 分子遺伝学への導入 遺伝子と行動特性の決定 行動特性に関する遺伝子の発見方法 犯罪性向に関係する特定遺伝子 結論:遺伝子から犯罪性向へ 第6章 遺伝学の知見に照らして環境的影響を考える 社会階級と犯罪 友人グループ,ギャング,犯罪 遺伝子型と環境の交互作用 犯罪率の歴史的変化 結論 第7章 将来のために:刑事司法政策と倫理的懸念に対する意味 医療モデル 対 刑事司法モデル 将来の特徴を予測するための生物学的マーカーの利用 優生学の名において 刑事司法システムは,なぜ科学に基づいていないのか 結論 Column 2.1 子どもがもっとも攻撃的なのはいつか Column 2.2 精神病と無差別殺人者 Column 3.1 男性の攻撃性は,世代を経てどれだけ強くなるか Column 5.1 遺伝子からたんぱく質へ Column 5.2 法医学的分析(Forensic Analysis) Column 5.3 伝達不平衡テスト
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