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禁忌の兵器~パーリア・ウェポンの系譜学~(明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 4)
榎本 珠良
著
発行年月 |
2020年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,404p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784818825505 |
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商品コード |
1031284004 |
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NDC分類 |
319.8 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年04月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031284004 |
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著者紹介
榎本 珠良(著者):明治大学研究・知財戦略機構客員准教授 「武器と市民社会」研究会共同代表
内容
ダムダム弾、攻撃的兵器、大量破壊兵器、地雷、クラスター弾――特定の兵器をタブー視する近現代の発想や概念はいかに構築され変容したのか。既存の知の前提を問う新たな試み。
【目次】
序 章 パーリア・ウェポンの系譜学 榎本 珠良
第1章 国際法学者の失敗 ~古典的戦争法における未完のプロジェクトとしての兵器違法化~ ミロシュ・ヴェッツ
コラム1 ダムダム弾 ~「文明」と「野蛮」の境界~ 竹内 真人
コラム2 いまだ存在しない兵器の禁止 ~化学兵器・生物兵器の事例~ 榎本 珠良
第2章 戦間期のイギリス軍縮政策と質的軍縮論 ~「攻撃的兵器」の規制をめぐって~ 松永 友有
第3章 イギリスを中心とした戦間期の空爆禁止議論 小谷 賢
コラム3 戦間期イギリスにおける重戦車開発 ~潰えた大型陸上軍艦の夢~ 山下 雄司
第4章 「大量破壊兵器」概念の歴史化 イド・オレン、タイ・ソロモン
第5章 戦略的なタブー ~化学兵器とアメリカ外交政策~ ミシェル・ベントリー
第6章 特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の成立過程 ~軍事大国と弱小国の相克と妥協~ 岩本 誠吾
第7章 「地雷危機」の構築と地雷のパーリア化 ~開発と安全保障の融合の時代~ 榎本 珠良
第8章 「非人道的」兵器のスティグマタイゼーションを再考する ~クラスター弾禁止と禁止賛同派の戦略~ 福田 毅
コラム4 「自律型致死兵器システム」(LAWS)の禁止論と交渉の展望 佐藤丙午・森山隆
コラム5 「殺人ドローン」と呼ばれる武装無人航空機をめぐる議論の現状 森山 隆
終 章 「パーリア・ウェポン」研究とその課題 榎本 珠良
あとがき
国際合意文書一覧
索引
英文目次