入江 洋（著者）：1991年東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に入社。JR東日本の各支社、本社経営企画部等で、経営戦略や中長期計画の策定・推進、CSR、ESG経営推進業務等に従事。2020年より技術イノベーション推進本部にて、モビリティ変革コンソーシアムの事務局長を務める。
福田 和人（著者）：1996年東日本旅客鉄道株式会社に入社。JR東日本の各支社、本社設備部、工事事務所、研究開発センター等で、鉄道の輸送管理システム・信号システムに関する保全・工事・研究開発業務に従事。2018年より技術イノベーション推進本部にて、モビリティ変革コンソーシアムの全体運営を務める。
船田 学（著者）：独立行政法人中小企業基盤整備機構を経て、2010年に株式会社日本総合研究所入社。2020年度より都市・モビリティデザイングループ部長。スマートシティやモビリティ関連の新規事業開発等、地域の産業政策アドバイザリー等に従事。早稲田大学理工学術院非常勤講師。つくば市スーパーシティアーキテクト会議エキスパート。

目次

1章 モビリティ変革コンソーシアム

2章 スマートシティへの挑戦

3章 分析

4章 スマートシティへの提言や寄与

5章 総括



JR東日本が主催したモビリティ変革コンソーシアムにおけるスマートシティに関する取り組みを紹介する。本コンソーシアムには約140の企業等が参加しており、大規模なオープンイノベーションの仕組みとなっている。本コンソーシアムにおける成功事例や失敗事例の分析、オープンイノベーションのプロセスマネジメント、本コンソーシアムから創出されたコンセプトであるWell-being as a Service(WaaS®)等のほか、スマートシティの潮流等についても述べる。

具体的な取り組み事例としては、地域経済活性化、人流分析、2次交通(サイクリング)、都市と地方との関係構築、セキュリティの高度化、レジリエンス、踏切、エネルギー、ヘルスケア、小売り等に関する実証実験の内容を紹介する。