著者紹介
山本一生(著者):山本一生
1948年生まれ。近代史家、競馬史家。東京大学文学部国史学科卒業後は、富士石油入社し、おもに線形計画法を用いたシステム開発業務に携わる傍ら、競馬の歴史や文学、血統に関する翻訳やエッセイを発表した。1997年にフリーになると近代史に転じ、恩師である伊藤隆東大名誉教授のもとで『有馬頼寧日記』の編集に加わり、その後は「日記読み」として戦間期の日記をもとに時代を読み解く試みを行っている。『百間、まだ死なざるや――内田百間伝』で第73回読売文学賞評論・伝記賞受賞。『恋と伯爵と大正デモクラシー:有馬頼寧日記1919』(日本経済新聞社)で第56回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。