納税者権利論の課題
内容
目次
献呈の辞[北野弘久先生追悼論集刊行委員会] 「北野弘久先生を送る会」参列者へのご遺族からのお礼[北野八江、収、学、謙] 「北野弘久先生をおくる会」実行委員長よりの挨拶[黒川功] 北野先生の思い出 北野弘久先生を偲ぶ[安藤実] 北野先生と私[渋田幹雄] 実務家からみた北野先生の学問と人間性[渡辺春己] Ⅰ 財政学、会計学 租税競争と情報交換・国際利子所得課税[鶴田廣巳] 東日本大震災後の増税に関する一考察――税に関する法と経済学的な観点からの法政策学を中心として[山田朋生] 租税競争がもたらす税務会計上の問題点[髙沢修一] コンビニ・フランチャイズの会計問題――二つの最高裁判決を手がかりとして[中村昌典] Ⅱ 憲法、行政法、地方自治法、刑法、社会法 利息制限法違反判決の憲法判例性[甲斐素直] 憲法改正手続法の施行と憲法審査会の始動をめぐって[小沢隆一] 司法参加権の展望[船山泰範] 「納税者の権利」の憲法論的位置付け[鳥飼貴司] 「地域主権」改革と憲法[小林武] フリッツ・フライナーとフランス公法学[諸坂佐利] 地域主権改革と道州制[青山浩之] 自治体の補助金支出と憲法八九条後段[鴨野幸雄] ドイツ基本法新一〇九条・一一五条「債務ブレーキ」の意義と課題――財政規律の法的性格と公債[石森久広] 東洋町解職請求署名訴訟――最高裁は判例を変更し政令を違法と判断[中北龍太郎] 企業災害の防止と刑法[設楽裕文] フランチャイズ規制の在り方について――流通論の視点からの一考察[野木村忠度] Ⅲ 租税実体法 「納税者」の意義についての一考察[奥谷健] 重加算税の賦課要件の再検討――国税通則法六八条一項・七〇条五項、法人税法一二七条一項三号・一五九条の関係に着目して[占部裕典] 増加した所得税額への損害賠償金の非課税所得該当性――「税の山びこ現象」と税法の体系的・整合的解釈の必要性[黒川功] 税法上の「配偶者」に関する一考察――民法における「仮装の婚姻の効力」論を踏まえて[松嶋康尚] 遺産分割のための弁護士費用の取得費性[三木義一] みなし相続財産課税された年金受給権に基づく年金の課税関係――最高裁判所平成二二年七月六日判決の検討[余郷太一] 源泉徴収義務の成立要件と税法の解釈[小川正雄] グループ法人税制の問題点を探る[小田川豊作] 消費税の円滑かつ適正な転嫁の虚構性[伊藤悟] 消費税における対価を得て行われる取引の意義[田中治] 相続をめぐる最近の三つの最高裁判決の批判[山田二郎] Ⅳ 租税手続法 フランスの「納税者憲章」と国税通則法改正のあり方[湖東京至] 税務調査と質問検査との関係――「純粋の任意調査」に触れて[鶴見祐策] 税務調査手続改正法の問題点[小池幸造] 人権を蝕む共通番号、共通IC(ID)カード制――国民背番号・国民登録証による超監視国家は要らない[石村耕治] 新段階を迎えた番号制度導入問題と納税者の権利[岡田俊明] 相続税法連帯納付義務にかかる第二次納税義務の諸問題[本村大輔] 預金債権に「転化」した差押禁止財産の差押え[浦野広明] 税理士の滞納税務代理――税理士業務との関連において[中村芳昭] Ⅴ 租税実務、税務訴訟、納税者運動等 税理士の使命――新書面添付制度を題材に[阿部徳幸] 南九州税理士会政治献金事件訴訟の意義[馬奈木昭雄] 不公平な税制をただす会の軌跡[富山泰一] 北野弘久先生主要業績目録(追補) 執筆者一覧
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