茂木　創（著者）：茂木　創（もてぎ　はじめ）

1972年群馬県太田市生まれ。高崎経済大学経済学部卒業，慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程修了，拓殖大学アジア情報センター非常勤嘱託研究員，中国社会科学院世界経済・政治研究所客員研究員（財務省開発経済学研究派遣研究者），拓殖大学政経学部准教授を経て，現在：拓殖大学国際学部教授。著書：『東アジア長期経済統計：財政』（勁草書房，2008年），『食料自給率という幻―誰のための農業政策なのか』（唯学書房，2011年），『エンサイクロペディア　現代経済学入門』（唯学書房，2014年）。受賞：「 古為今用の経営理念が生み出す新たな日本企業の国際競争力」（2008年），第24回高橋亀吉記念賞（佳作）受賞，東洋経済新報社。「グローバル資本主義への処方箋―経済騎士道は日本より甦るか」（2010年），第5回日本貿易会賞（優秀賞）受賞，日本貿易会。
吉野　文雄（著者）：吉野文雄（よしの　ふみお）

1957年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業，名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程退学。高崎経済大学経済学部専任講師，同助教授，拓殖大学海外事情研究所助教授を経て，現在：拓殖大学国際学部教授。博士（経済学），拓殖大学。著書：『東アジア共同体は本当に必要なのか』（北星堂，2006年），『ASEANとAPEC―東アジアの経済統合』（鳳書房，2007年），『東アジア長期統計：財政』（勁草書房，2008年）。
釣　雅雄（著者）：釣　雅雄（つり　まさお）

1972年北海道生まれ。高崎経済大学経済学部卒業，一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程拓殖大学アジア情報センター非常勤嘱託研究員，一橋大学経済研究所助手，岡山大学大学院社会文化科学研究科教授を経て，現在：武蔵大学経済学部教授。博士（経済学）一橋大学，岡山大学名誉教授。著書：『 東アジア長期統計：財政』（勁草書房，2008年），『入門 日本経済論』（新世社，2014年），『レクチャー＆エクササイズ 日本経済論』（新世社，2023年）。
渡辺　利夫（監修）：渡辺　利夫（わたなべ　としお）

昭和14（1939）年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て拓殖大学に奉職。拓殖大学元総長、元学長。専門は開発経済学・現代アジア経済論。（公財）オイスカ会長。日本李登輝友の会会長。平成23（2011）年、第27回正論大賞受賞。
著書に『成長のアジア　停滞のアジア』（講談社学術文庫、吉野作造賞）、『開発経済学』（日本評論社、大平正芳記念賞）、『西太平洋の時代』（文藝春秋、アジア・太平洋賞大賞）、『神経症の時代　わが内なる森田正馬』（文春学藝ライブラリー、開高健賞正賞）、『アジアを救った近代日本史講義─戦前のグローバリズムと拓殖大学』（PHP新書）、『放哉と山頭火』（ちくま文庫）、『新脱亜論』（文春新書）、『士魂─福澤諭吉の真実』（海竜社）、『死生観の時代』（海竜社）、『台湾を築いた明治の日本人』（単行本：産経新聞出版／文庫本：潮書房光人新社）、『後藤新平の台湾』（中公選書）など。

東アジアの経済社会発展の軌跡を追うための、長期かつ比較可能性をキーコンセプトに収集した「知的インフラ」ここに完結。

東アジアの産業構造は、半世紀にわたる工業化の過程で激しい変化を経験した。工業化の進展は農業構造に変容を迫り、都市化を通じて社会状況を変貌させた。成長と構造の観点から本シリーズ全体を概観する。