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ブロックチェーンと法~<暗号の法>がもたらすコードの支配~
プリマヴェラ・デ・フィリッピ,
アーロン・ライト
著
片桐 直人
編
栗田 昌裕,
三部 裕幸,
成原 慧,
福田 雅樹,
松尾 陽
翻訳
発行年月 |
2020年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
6p,306p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/理工学/情報学/情報学一般・その他 |
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ISBN |
9784335358159 |
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商品コード |
1032354653 |
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NDC分類 |
007.3 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2020年12月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032354653 |
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著者紹介
プリマヴェラ・デ・フィリッピ(著者):(Primavera De Filippi)米ハーヴァード大学バークマン・クライン・センター研究員、仏国立科学研究センター研究員
アーロン・ライト(著者):(Aaron Wright)米カードーゾ・ロー・スクール准教授
片桐 直人(編者):大阪大学大学院高等司法研究科准教授(2020年10月現在)
栗田 昌裕(翻訳):名古屋大学大学院法学研究科教授(2020年10月現在)
三部 裕幸(翻訳):弁護士(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー)(2020年10月現在)
成原 慧(翻訳):九州大学法学研究院准教授(2020年10月現在)
福田 雅樹(翻訳):大阪大学社会技術共創研究センター教授(2020年10月現在)
松尾 陽(翻訳):名古屋大学法政国際教育協力研究センター教授(2020年10月現在)
内容
国家の法は、〈暗号の法〉を飼いならせるか
デジタル通貨を支えるテクノロジーとして注目され、国のインフラから企業活動、さらには私たちの日常生活にいたるまで広範な利活用が期待されているブロックチェーン(分散型台帳技術)。高度な復元力を有し、透明性がありながら改ざんに強いという性質から、自動的・自律的に執行されるスマートコントラクトしかり、国境を越えた迅速な決済や金融商品売買の円滑化を媒介者なしで実現する、社会的・経済的活動の新たなインフラとなることが期待されています。しかしブロックチェーン技術を応用したサービスや活動が既存の法律や規制に必ずしも適合するわけではなく、国境を越えた犯罪行為にも悪用されることも容易に予想され、さらにその先には、国家を超えた「アルゴクラシー」すなわちアルゴリズムによる支配をどう規制するかという、国家の統治システムにかかわる本質的な問題が控えています。刷新し続ける情報技術をいかに飼いならし、社会実装していくか――本書は、ブロックチェーンの光と闇を、技術的な基礎から説き起こしつつ法的に探究することを通して、これからの〈情報社会と法〉を考えるための視座を提供します。
(※本書は、2018年にハーヴァード大学出版局から刊行された Blockchain and the Law: The Rule of Code の全編翻訳です。)