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異次元緩和の真実

木内 登英  著

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価格 \2,420(税込)         

発行年月 2017年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 335p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/金融
ISBN 9784532357566
商品コード 1025935954
NDC分類 338.3
基本件名 金融政策
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2017年12月4週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2018/02/04
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025935954

著者紹介

木内 登英(著者):野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト。前日本銀行政策委員会審議委員。

内容

●一貫して反対票を投じてきたその根拠著者の木内氏は、2012年より日銀審議委員を務めてきた。当初は白川総裁のもと、「日銀は過度に金融緩和に慎重」と言われ、木内氏はむしろ積極派とみられていた。しかし、翌年に黒田総裁に代わると、日銀は「超金融緩和」路線に向かうことに。その中で、積極派を自認していた著者も、相対的には「慎重派」へと変化することになった。「少数意見を通すには常に自分で考え方やロジックを整理し、議論に臨まなければいけない。それが大変だった」と木内氏は述べているが、この本にはその論理が詰まっている。報道等で伝わっている考えはごく一部であり、この本は5年間の審議委員を全うした男のまさに集大成といえる。●副作用を上回る効果を最大化せよ金融政策は難しい。財政政策のように「財源」などのコストがみえにくく、すぐに効果がみえないからである。それでも目先のことではなく、中長期的に、その効果と、特に「副作用」について考えなければならない。そういう意味では、「何が何でも2%の物価上昇目標」「大量の国債買い」は副作用が大きいと木内氏は言う。異次元緩和においてどのくらい効果を生んでいるかを示す物差しの一つが実質金利だが、14年で底入れしていて、追加的な策は意味をなしていないという。では木内氏が描く出口戦略とは。(1)長期金利目標の廃止、(2)階層型当座預金制度を廃止したうえで付利金利を+0.1%に、(3)国債買い入れ増加ペースに目標を設定し、それを段階的に縮小。

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