ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

室町・戦国期儀礼秩序の研究

小久保 嘉紀  著

 品切
       
価格 \8,800(税込)         

発行年月 2021年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 343p,6p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784653044178
商品コード 1032721011
NDC分類 210.46
基本件名 日本-歴史-室町時代
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年04月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032721011

内容

書札礼、即ち書状の礼式の分析を通して、室町・戦国期の儀礼秩序の様相を明らかにし、当時の社会編成について列島規模での解明を試みる。幅広い書状の分析により、畿内・東国・西国の地域偏差・地域的展開を考察するとともに、政治動向と書札礼を結び付けながら、織豊期までを視野にいれた武家儀礼の歴史的推移を追う。


【目次】

序論 研究史と史料論
序章 本書の目的と構成
第一章 中世武家儀礼の研究史とその課題
はじめに/第一節 書札礼/第二節 家格/第三節 故実/結語
第二章 中世書札礼史料論
はじめに/第一節 鎌倉期の書札礼/第二節 南北朝・室町期の書札礼/第三節 戦国期の書札礼/結語

第一部 室町・戦国期東国の儀礼秩序
第一章 室町・戦国期奥羽地域の儀礼秩序と書札礼
はじめに/第一節 奥羽地域の書札礼の推移/第二節 戦国期奥羽地域の家格秩序と書札礼/結語
補論 栄典としての書札礼
はじめに/第一節 書札礼の厚礼化の認可/第二節 書札礼の厚礼化の範囲/結語
第二章 鎌倉府の書札礼――『鎌倉年中行事』の分析を中心に――
はじめに/第一節 『鎌倉年中行事』所載書札礼の分析/第二節 実際の文書における書札礼との比較
結語

第二部 室町・戦国期畿内・近国の儀礼秩序
第一章 斯波氏と室町幕府儀礼秩序――書札礼を中心に――
はじめに/第一節 書札礼における規定と幕府儀礼秩序における地位/第二節 室町期の斯波氏の書札礼と幕府儀礼秩序/第三節 戦国期の斯波氏の書札礼と幕府儀礼秩序
結語
第二章 戦国期幕府家格と三好氏の書札礼
はじめに/第一節 戦国期幕府家格と三好氏/第二節 三好氏の家格上昇と書札礼/結語

第三部 室町・戦国期西国の儀礼秩序
第一章 書札礼から見た室町・戦国期西国社会の儀礼秩序
はじめに/第一節 大内氏の書札礼/第二節 大友氏の書札礼/結語
第二章 将軍偏諱の授与とその認知――相良義陽の事例から――
はじめに/第一節 相良義滋・晴広・義陽への将軍偏諱の授与/第二節 大友氏による将軍偏諱の不認知/第三節 将軍偏諱の認知への転換の背景/結語

第四部 織豊期の儀礼秩序
第一章 明智光秀の書札礼
はじめに/第一節 奉公衆明智氏と室町幕府の家格秩序/第二節 織田家中での光秀書札礼(前半期)/第三節 織田家中での光秀書札礼(後半期)/結語
第二章 細川藤孝の書札礼
はじめに/第一節 室町幕府下の藤孝の書札礼/第二節 信長臣従後の藤孝の書札礼/第三節 丹後支配期の藤孝の書札礼/結語
第三章 織豊期における書札礼故実の集積と、近世故実書の成立への展開――『和簡礼経』を中心に――
はじめに/第一節 『和簡礼経』の成立過程/第二節 『和簡礼経』所載事項の情報源/第三節 『和簡礼経』所収文書について/結語

結論

成稿一覧、あとがき、事項名・人名・研究者名索引

目次

カート

カートに商品は入っていません。