内容
大学1~2年生が予備知識なしに、確率の基礎理論とさまざまな統計手法を身につけられる入門書。
【本書の特徴】
● データハンドリングや確率の基本概念を解説したのちに、さまざまな統計手法を紹介するとともに、それらの使い方を丁寧に説明した。
● 推定・検定のポイントを把握するため、7ページにわたる「区間推定、検定にかかわる重要事項のまとめ」を冒頭に設けた。1つの章を読み終えたときなどに、このまとめを活用して,ふり返りができるようになっている。
● 手を動かして例題や問題を解いていけば、背後にある理論の理解に自然と結びつくような構成をとった。なお、一部の例題には書き込み用の空欄を設け、適切な数値や式を確認しながら読み進められるように工夫した。
【出版社からのコメント】
数学は科学や工学を語るための重要な言葉です。本書は、将来数学を使う可能性のある読者の方々に向けて、必要な数学をできるだけわかりやく学習していただけることを目標とした「理工系の数理」シリーズの1冊です。数学を専門とする立場の先生と数学を応用する立場の先生に協同してご執筆いただき、数学的な内容はもちろん、応用的側面も盛り込まれた内容になっています。「確率・統計」「初等統計」「数理統計学」に興味のあるすべての方に手にとっていただけると幸いです。
【主な内容】
区間推定、検定にかかわる重要事項のまとめ
1.データハンドリング
2.確率とその性質
3.離散型確率変数と確率分布
4.連続型確率変数と確率分布
5.母集団とサンプル
6.推定と検定
7.母平均,母分散,母比率の推定と検定
8.いろいろな検定
9.最小2乗法と回帰直線
問題解答