一般相対論的宇宙論(物理学選書)
成相 秀一, 冨田 憲二 著
著者紹介
内容
目次
1.ビックバン宇宙論の確立まで 1.1 理論的研究(1930年代まで) 1.2 観測的研究(1950年代まで) 1.3 定常宇宙論とビッグバン宇宙論の対立 1.4 ビッグバン宇宙論の現状 2.宇宙の階層構造 2.1 階層構造と宇宙論 2.2 宇宙の膨張 2.3 平均密度 2.4 銀河・銀河団 2.5 超銀河団とボイド 2.6 局所超銀河団と局所銀河群 2.7 大規模銀河流 2.8 銀河分布の定量解析 2.9 宇宙背景輻射 2.10 クェーサー(準星) 2.11 宇宙磁場 3.宇宙モデル 3.1 一様・等方的宇宙モデル 3.2 Einstein宇宙モデルとde Sitter宇宙モデル 3.3 Friedmann宇宙モデル 3.4 一様・等方的宇宙モデルの分類と年齢 3.5 事象の地平線と粒子的地平線 3.6 ビッグバン宇宙モデルの問題点 3.7 Bianchi型一様・等方的宇宙モデル 3.8 Kantowski-Sachs型一様・等方的宇宙モデル 3.9 その他の宇宙モデル 4.一様・等方的宇宙における観測量 4.1 光の電波と赤方偏移 4.2 光度 4.3 銀河の個数分布 4.4 [個数,赤方偏移]関係 4.5 銀河の見かけの角直径 5.重力レンズ 5.1 重力レンズ研究の歴史 5.2 球対称重力場 5.3 光の進路 5.4 レンズ効果 6.宇宙の熱史 6.1 早期宇宙の熱史 6.2 局所熱平衡状態 6.3 輻射優勢期1(レプトンと光子) 6.4 輻射優勢期2(核子と軽い元素) 6.5 等密度時と再結合時 6.6 有質量ニュートリノと熱史 6.7 バリオン生成 7.非一様性の力学 7.1 宇宙の非一様性と地平線 7.2 Newton近似と非一様性 7.3 一般相対論的な線形重力不安定性 7.4 非線形過程の相対論的取扱い 7.5 不完全流体と散逸 7.6 無衝突粒子ガスの不安定性 8.銀河形成 8.1 これまでの形成論 8.2 重力不安定性説 8.3 有質量ニュートリノと銀河形成 8.4 種々のダークマターと銀河形成 8.5 不安定粒子と宇宙モデル 8.6 バイアス銀河形成 8.7 爆発型形成論 8.8 宇宙背景輻射の非等方性 8.9 赤方偏移の非等方性(Sachs-Wolfeの公式) 9.膨張宇宙における粒子生成と宇宙の量子化 9.1 膨張宇宙における場の量子論 9.2 Chitre-Hartleの宇宙モデルにおける粒子生成 9.3 内山-De Witt理論とその宇宙論版 9.4 反跳する(正則な)膨張宇宙モデルをつくる試み 9.5 量子宇宙論--Misnerの正準理論とDe Wittの正準理論 特論1 Bianchi型一様空間の分類 特論2 ゲージ不変重力不安定性 特論3 早期宇宙 特論4 無衝突粒子系の一般相対論的力学
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