CV波を正しく解釈する 電気化学測定入門
加納 健司,
横山 悠子,
山本 雅博,
前田 耕治
著
発行年月 |
2025年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
200p |
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大きさ |
297×210mm |
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ジャンル |
和書 |
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ISBN |
9784785335335 |
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商品コード |
1041251572 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1041251572 |
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著者紹介
加納 健司(著者):京都大学名誉教授、農学博士。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。岐阜薬科大学助手・講師・助教授、京都大学助教授・教授などを歴任。
横山 悠子(著者):京都大学助教、博士(工学)。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科博士後期課程研究指導認定退学。大阪府立春日丘高等学校教諭、京都大学特定助教などを経て現職。
山本 雅博(著者):甲南大学教授、工学博士。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。京都大学助手・准教授などを経て現職。
前田 耕治(著者):京都工芸繊維大学教授、理学博士。京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程研究指導認定退学。神戸大学助手、福井県立大学講師、京都工芸繊維大学講師・助教授などを経て現職。
内容
電気化学測定で得られるシグナルは、条件を限定したうえで解釈されることが多いが、いざ根本から理解しようと試みると、その厳密な解釈は容易なものではない。
本書では、とくにCV(サイクリックボルタンメトリー)に重点を置いて、日常の測定で頻繁に遭遇する特徴的なシグナルの解釈法について詳しく解説する。基礎からの根本的な理解のため数式も端折らず記述し、また数式理解の援用のため図を多用している。さらにいくつかの典型的な系のCV波を対象として、それらをシミュレーションするためのFortranプログラムを示した。多くの電気化学系テキストに共通する「電気化学関係者の常識」の誤りを指摘し、正しい記述に改めたことも本書の特徴の一つである。
基礎電気化学分野はもちろん、電池系や電解系など応用電気化学分野、さらには電荷移動現象を対象とする周辺他分野の学生、研究者、技術者にとっても、電気化学測定の理解を深めるターニングポイントとなり得るきわめて有意義な参考書である。