内容
『新薬の話』の刊行から5年が経過した。その間、多くの新薬が市場に登場して、臨床の現場で使用されている。また、創薬に関係した基礎研究、行政、業界も大きく変貌を遂げつつある。『続・新薬の話』では、主要な疾患領域について、申請段階にある新薬から、現在臨床試験が進められている新薬、および急速な展開を遂げつつある生命基礎科学研究を反映して新しいアプローチを始めた前臨床段階の創薬研究を、日本国内を中心に、海外の創薬状況をも含めて説明することとした。海外の主要な新薬は日本でも開発されているので、世界の新薬開発の大部分が含まれる。 第I巻では,抗がん剤、心疾患、糖尿病などの新薬を中心に解説する。