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エレクトス・ウイルス<下>(竹書房文庫 み4-2)

グザヴィエ・ミュレール  著

伊藤 直子  翻訳
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価格 \935(税込)         

発行年月 2020年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 303p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/フランス文学
ISBN 9784801923492
商品コード 1031617821
NDC分類 953.7
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031617821

著者紹介

グザヴィエ・ミュレール(著者):フランス、ブルターニュ在住。『Les détectives de l'étrange』でデビュー。
著作に『Dans la peau d'un autre,』や「L'oracle du vent」シリーズなどがある(いずれも未邦訳)。
物理学で博士号を獲得した知見をもって科学ジャーナリストとしても活躍する一方で、ふたりの子供のよき父親であり続けている。
伊藤 直子(翻訳):フランス語翻訳家。東洋大学英米文学科卒。
訳書にクリストフ・アンドレ『精神科医がこころの病になったとき』(共訳/紀伊國屋書店)、アドニス『暴力とイスラーム』(共訳/エディション・エフ)、クリスチャン・ジャック『スフィンクスの秘儀』(監訳/小社)などがある。

内容

原始人類再起動

覚醒した“太古の遺伝子”がヒトの時代を終わらせる

<クルーガー・ウイルス>と名付けられた退化病菌は、ネズミを媒介してヒトからヒトへと感染し、世界の隅々まで浸食した。
感染者はすでに十五万人に達し、このままでは五百万人に膨れ上がる可能性もあるという。
その渦中にアンナの恋人である海洋生物学者ヤン・ルベルも感染し、エレクトスへと退化。病院に収容されてしまう。
アンナはあらゆる手段を講じて厳重な監視下に置かれたヤンのもとにたどりつき、ヒトとしての記憶を呼び覚まそうと懸命に語りかけた。
だが、彼がかすかに回復の兆しを見せたところでステファンに呼び出され、国連安全保障理事会に向かうことになる。
ヒトとしての知性と理性を失った人々にどう対応すべきか?
理事会では議論が紛糾していた。
アンナはその席上で、エレクトスを同じ人間として擁護すべきだと訴えたが、理事会は彼らを危険性の高い生物と判断。
人間社会からの隔絶を決議する。
フランスではパリの動物園が一時的な収容所となり、ヤンもそこに隔離された。
だが、ヤンたちが暴動を起こして逃走し、市街地では多くの市民が犠牲となった。
人々の不安と恐怖はピークに達し、民衆を “エレクトス狩り”へと駆り立てる。
エレクトスと現生人類の“生存競争”は繰り返される運命なのか――?

自由を求めて牙を剥いたエレクトスの逆襲が始まる!!

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