谷口 哲朗（著者）：1973年生まれ。大阪府出身。中学までは大阪で過ごし、高校はサッカーの名門・帝京高校へ進み、第70回全国高校サッカー選手権大会優勝を経験。大阪体育大学へ進学、卒業後、帝京長岡高校に赴任、サッカー部コーチとして指導者のキャリアをスタート。2000年監督就任、同年第79回全国高校サッカー選手権大会初出場。2001年中学年代からの一貫指導を目的とした、「長岡JYFC」を高校の同期・西田勝彦氏と共に立ち上げる。2016年からは総監督に就任。これまで全国高校選手権9回、インターハイ5回出場。2019年度第98回全国高校サッカー選手権大会では新潟県勢初の4強に導き、2020年度の全国選手権大会でも2年連続ベスト４に輝くなど、コンビネーションと個人技のバランスが取れた美しいサッカーで高校サッカーファンを魅了している。酒井宣福（サガン鳥栖）、小塚和季（川崎フロンターレ）、栁雄太郎（Y.S.C.C.横浜）、谷内田哲平（栃木SC）、晴山岬（町田ゼルビア）、吉田晴稀（愛媛FC）、松村晟怜（湘南ベルマーレ内定）などのJリーガーだけでなく、Fリーグにも幾多のプロ選手を輩出している。

長期一貫指導で磨かれた技術に裏打ちされた
テンポの良いパスワークと華麗なドリブル突破に加え、
攻守の切り替えにおけるハードワークでゴールに迫る
美しいサッカーを築き上げ
2019、2020年度2年連続高校選手権ベスト4進出！

全国屈指の強豪校・帝京長岡高校サッカー部の
選手が育つ環境の作り方とは？

長岡という町にサッカー文化を根付かせ
いつかアスレティック・ビルバオのように

第1章 「伝統のパスサッカー」の紀元前
第2章　谷口流×西田流で生まれた帝京長岡スタイル
第3章　新スタイルの申し子、小塚と全国8強へ
第4章　５カ年計画で再出発
第5章　全国４強の谷内田世代は黄金世代にあらず
第６章　JリーガーOBとの思い出
第7章　選手が育つ環境の作り方
第8章　アスレティック・ビルバオのように
第9章　ボールを大事に
西田勝彦（長岡JYFC代表／帝京長岡高校サッカー部ヘッドコーチ）
第10章　帝京長岡の伝統継承
古沢徹（帝京長岡高校サッカー部監督）