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悪い月が昇る

海藤 文字  著

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価格 \1,969(税込)         

発行年月 2024年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 335p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784801939936
商品コード 1038076551
NDC分類 913.6
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038076551

著者紹介

海藤 文字(著者):海藤文字(かいとう・もじ)

大阪府大阪市出身。少年期より文字を連ねることを好み、ヒマさえあれば何か書いてきた。本作でエブリスタx竹書房「第4回最恐小説大賞」を受賞(受賞時のタイトルは「月がわらう夜に」)。ホラーを中心に映画を広く愛する。次の目標は著作の映画化。映画レビューサイト「MOJIの映画レビュー」主催。
https://ameblo.jp/moji-taro/

内容

小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が選ぶホラーの頂点
第4回最恐小説大賞受賞作!

脳がザワつく衝撃ラストを見届けよ――。


フリーの編集者・正木和也は妻と五歳の息子・蒼太を連れ、ひと夏を都会の喧騒から離れた避暑地の別荘「カブトムシ荘」で過ごす。
そこは、知人の精神科医が好意で貸してくれた私荘で、妻子が負った列車事故のトラウマを癒すための滞在であった。
時折、失せ物探しや予知など不思議な能力を見せる蒼太。
そして、蒼太にしか見えない友達・コウタ。
正木は別荘のある村の墓地で詩織という少女に出会い、村に伝わる不気味な奇譚、子を攫う妖鬼〈コトリ〉の伝説を知る。
そして始まる村の夏祭り、蒼太が消えた……。

脳を攪乱する衝撃の展開、現実が足元から崩れ去る戦慄のホラーミステリ!

***

寺の掛け軸に記された子をとる鬼【コトリ】の由来——
ある山に鬼がいた。
時折里に下りては子供を攫って食った。母親の嘆き悲しむのを見て己の所業を悔いた鬼は、食った子供に成り代わり、その後母親と共に暮らしたという……。

「ハッピーエンド? これが?」
「母親が鬼と知らなければ。最後まで騙し切れたら、きっとそう――」

世界は、どんな悍ましさも悪も正義になる。

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