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妹が死んだ時の海亀(竹書房怪談文庫 HO-702)

朱雀門出  著

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価格 \999(税込)         

発行年月 2025年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 318p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784801943056
商品コード 1039380357
NDC分類 913.6
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039380357

著者紹介

朱雀門出(著者):朱雀門 出(すざくもん・いづる)
大阪府生まれ。2009年、「今昔奇怪録」で第16回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。
著書に受賞作を収録した『今昔奇怪録』『首ざぶとん』、実話怪談では「脳釘怪談」シリーズ。
共著に『予言怪談』『人形の怖い話』『京都怪談 神隠し』『黄泉つなぎ百物語』、「怪談五色」「怪談四十九夜」各シリーズ、など。

内容

鬼才・朱雀門出が採話した奇絶怪絶な体験談の数々を
描きおろしの怪画と文で綴る魅惑の闇世界。

「人魚に殺(ころ)まされるからな」
盆の海に男が三人。
「××のようにならなければいいだけ」
おまえは何を撫でている……?

脳がザワツク奇怪な怪異蒐集録!


怖い話、幽霊の話に収まらぬ奇怪な体験談を取材し続ける朱雀門出の最新怪異録。
盆に船を出してはならない禁忌を好奇心で破った男が語る不気味な海の記憶…「妹が死んだ時の海亀」
夜の散歩で見かけた焚き火を囲む壺のようなもの。壺はぶつぶつと何かを喋り…「焚き火を囲む首」
姪がおじちゃんと呼ぶ視えない人。いつしか自分にも視えだしたソレが口にする不穏な言葉とは…「子供のお漬物」
幼い頃にさせられた異様な作業の記憶。箱にミニチュアの父母を詰めるというのだが…「報い箱」
ほか、全話に著者の怪画付き。
得体の知れない奇怪さに本能が舌なめずりをし、問答無用で惹きずりこまれる怪楽の65話収録!

平和な日常生活に飛び込んでくる、耳を疑う言葉。
思考を停止させるような異物感。

「人形の材料にイヌは適してないよ」
「鬼にワザマられやすいから」
「俺の〝水なんとか〟を掘り出せ」
「子供のお漬物がへれめてる」
「オヤコタワケめ!」
「蛇が喋るまで待ってくださいね」

奇妙な言葉の数々の裏に潜む不穏すぎる何か。
それが見えた時、恐怖はあぶくの如く弾けだす……

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