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生まれが9割の世界をどう生きるか~遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋~(SB新書 593)
安藤 寿康
著
発行年月 |
2022年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
250p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/性格・人格 |
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ISBN |
9784815615888 |
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商品コード |
1034861896 |
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NDC分類 |
141.92 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年10月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034861896 |
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著者紹介
安藤 寿康(著者):1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている。著書に『遺伝子の不都合な真実』(ちくま新書)、『遺伝マインド』(共著、有斐閣)、『心はどのように遺伝するか』(講談社ブルーバックス)など。
内容
遺伝がもたらす不平等な社会をいかに幸せに生きるか
子どもに親は選べない、どんな環境に生まれるかは運任せ。最近話題になっている「親ガチャ」という言葉があらわすのは、遺伝と環境要因がすべてを決めるので、努力することに意味はないと言った若者の諦念である。
確かに遺伝が、あらゆる要素に影響するのは事実である。しかし、遺伝についての最新の知見は常に更新されている。専門家ではない人間が過去の研究結果を軸に、あたかもそれが唯一の真理のように語るのは非常に危険である。
本書では、行動遺伝学の専門家が、一般読者の遺伝についての素朴な疑問に答えるとともに、遺伝における不平等を前提にしたうえで、「いかに自分らしく生きていくか」、「幸福に生きるのか」。そのための方法を論じていく。