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なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか
門田隆将,
竹田恒泰
著
発行年月 |
2021年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
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ISBN |
9784828422916 |
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商品コード |
1033282398 |
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NDC分類 |
288.4 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年07月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033282398 |
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著者紹介
門田隆将(著者):作家、ジャーナリスト。
1958 年高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008 年4 月に独立。
『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19 回山本七平賞受賞。
主な著書に『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)、『オウム死刑囚 魂の遍歴—井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』『日本、遥かなり—エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(以上、PHP研究所)、『なぜ君は絶望と闘えたのか—本村洋の3300 日』(新潮文庫)、『甲子園への遺言』(講談社文庫)、『汝、ふたつの故国に殉ず』(KADOKAWA)、『新聞という病』『疫病2020』(以上、産経新聞出版)など多数。
竹田恒泰(著者):昭和50 年(1975)、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は憲法学・史学。作家。
平成18 年(2006)に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15 回山本七平賞を受賞。
著書はほかに『天皇の国史』(PHP研究所)『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』『日本人 はいつ日本が好きになったのか』『日本人が一生使える勉強法』『アメリカの戦争責任』『天皇は本当にただの象徴に堕ちたのか』『日本の民主主義はなぜ世界一長く続いているのか』(以上、PHP新書)、『現代語古事記』(学研プラス)など多数ある。
内容
本書の構成は各章問題提起から始まり、討論に進む。
男女平等という現代的価値観ではなくなぜ「男系」が重要なのかを、
天皇と国民を結ぶ三つの縁、「治縁」「心縁」「血縁」から紐解く(第一章)。
その男系を維持するためのベストな案として巷間に流布している「復帰案」よりも
ずっとハードルが低い「養子案」を提言(第二章)。
しかしそれを潰したのが「天皇が女系のご意思」とデマを流した漆間巌官房副長官と
「保守派」の学者たちだったという意外な事実も明らかになる(第三章)。
女系に賛成しだした共産党の深謀遠慮(第四章)、
「正義感」から伝統否定に動く官僚機構と「ふわっとした民意」の暴走(第五章)、
「八月革命説」に呪縛され続ける東大法学部(第六章)など
危険な「敵」が幾層にもわたって日本に巣食っている惨状を示す。
また、敗戦時に孤独な決断を下した昭和天皇(第七章)や
「三皇族派遣」といった終戦秘話(第八章)も紹介している。
報じられない天皇陛下の日常や宮中祭祀の過酷さを知れば
おのずと頭が下がるだろう(第九章)。
エピローグでは反皇室との戦いの最前線である「皇女制度」に警鐘を鳴らす。
半世紀を見据えたこの闘争に勝つためには若い世代の教育こそが要であり、
そのために竹田氏は「レベルの高い新しい歴史教科書」をつくっているという。
皇位継承問題への疑問をすべて解消し、
日本人一人ひとりの問題であることに気づかせてくれる1冊。