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熱帯の家畜と人~飼育と流通を地理学から探る~
池谷 和信
編
発行年月 |
2025年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
318p 図版16p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産 |
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ISBN |
9784860994372 |
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商品コード |
1040081112 |
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NDC分類 |
642 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年05月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040081112 |
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著者紹介
池谷 和信(編者):池谷 和信(いけや かずのぶ)
国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授 東北大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学、博士(理学)博士(文学)。専門は地理学・人類学。主な著書に『わたしたちのくらしと家畜(1)』童心社(2013)、『現代の牧畜民』古今書院(2006)、『生き物文化の地理学(ネイチャー・アンド・ソサエティ研究 第2巻)』(海青社、2013年)、『ボツワナを知るための52章-エリア・スタディーズ』(明石書店、2012年)、『地球環境史からの問い―ヒトの自然の共生とは何か』(岩波書店、2009年)ほか
内容
先進国が抱える“家畜問題”解決への道しるべ!
――畜産、獣医、海外支援に関わる人が必ず読むべき一冊!
日本人がイメージする「家畜」といえば、ウシやブタ、ニワトリだろう。
それも、「品種化」された効率的に飼育できる動物たちのはずだ。
しかし、日本をはじめ先進国で広く行われている近代的な畜産は、複数の問題を抱えている。
飼料生産のための環境破壊、糞などによる水質汚染、密集して飼うことによるストレスや感染症のまん延……。
一方、本書のテーマである熱帯の家畜は、じつに多彩だ。
スイギュウ、ゾウ、ラクダ、リャマ、ウズラ、バリケンなどといった日本では動物園でしか会えないような動物たちが「家畜」として飼育され、ミルクや食肉、毛織物などの形で流通している。
その飼育形式もじつに多様だ。自由に畜舎を出てエサを食べたら帰ってくるような飼育の仕方もあれば、1000万人が暮らす大都市の一角でブタやヤギを飼う人もいる。
私たちがイメージするよりはるかに豊かで多様な熱帯の小規模畜産を、「地理学」的手法で紐解くことで、先進国の畜産業が抱える問題に、新しい視点を与えようというのが本書の目的だ。
多くの著書・論文を執筆してきた編者が、新しい学問領域を切り開く!