ニーチェの歴史思想~物語・発生史・系譜学~
須藤訓任 著
著者紹介
内容
目次
序文 歴史思想家としてのニーチェ 1 章 物語としての歴史-「悲劇の誕生」の思想圏 1 『悲劇の誕生』の形而上学的背景 2 ギリシャ古典悲劇の起源と衰亡 3 「ソクラテス」という人格 4 物語としての『悲劇の誕生』 2章 問題群としての「生に対する歴史の利と害について」 1 題名の問題 2 「正義」の問題 3 「動物」の問題 3章 「思考の発生史」、「習俗の倫理」、 「よきヨーロッパ人」 1 ソクラテス再考 ―アフォリズムの揺籃 2 「思考の発生史」と認識の意味 3 「習俗の倫理」 4 「持続性」の問題と「よきヨーロッパ人」 4章 認識者の系譜学 −「時代」という名の自己 1 『道徳の系譜学』の「系譜学」 2 「起源」と「現在」の癒着 3 「語源学」の物証 4 結語にかえて 5章 「歴史精神」とは何か −ニーチェとマッハ 1 問題の所在 2 「経済」という原理 3 「偶然」としての歴史 4 結語 6章 同時代の「根源」へ -『ヴァーグナ—の場合」を読む 1 Ernstということ 2 挑発としての『ヴァーグナーの場合』 3 「楽土」の「拡大鏡」 4 おわりに (補論1)「転移」としての言語 −初期ニーチェの場合 (補論2)ニーチェの「正義」論再考 (補論3)ニーチェの「経済」思想 (穂論4)ヘーゲルとニーチェ −歴史をめぐって
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