文学と政治~近現代ドイツの想像力~
青地 伯水 著
内容
目次
序 Ⅰ 近世から近代への想像力 第1章 近世ドイツにおける文学と政治――グリンメルスハウゼンの場合 吉田孝夫 第2章 テロルとユートピア――ゲーテとフランス革命 松村朋彦 Ⅱ 国民意識覚醒の時代 第3章 ジャーナリズムと民衆――ゲレスの政治新聞における文芸共和国の理念 須藤秀平 第4章 祖国再生とメランコリー――グラッベのバルバロッサ作品 児玉麻美 第5章 女性解放をめざす男性作家たち――「若きドイツ」と1835年の二つの小説 西尾宇広 第6章 「三月後期」の政治的リアリズムと詩的想像力――ヘッベルのドイツ統一思想 磯崎康太郎 第7章 「革命なんかに入らなければよかった!」――ヨハンナ・シュピーリ後期作品に見る労働運動のモチーフ 川島隆 Ⅲ 統合と分裂の世紀 第8章 激動の時代に、何のために絵を描くか――ジョージ・グロスとオットー・ディックスの絵画と政治 勝山紘子 第9章 1816年のロッテ――トーマス・マンの小説『ヴァイマルのロッテ』をめぐって 友田和秀 第10章 東ドイツ、父なる国家――ザラ・キルシュ『山のように高い海の波』 永畑紗織 第11章 東ドイツの西ドイツ学生への浸潤――雑誌『コンクレート』の成立とウルリーケ・マインホフの彷徨 青地伯水 あとがき
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