会話分析の広がり
内容
目次
はじめに トランスクリプトについて 第1章 会話分析の広がり 平本 毅 1. はじめに 2. 会話分析の基本方針 3. 会話分析の「わかりやすさ」:言語学への展開を例に 4. 会話分析の歴史的展開とその広がり 5. 会話分析の現代的展開 6. おわりに 第2章 連鎖組織をめぐる理論的動向 増田 将伸 1. はじめに 2. 連鎖組織概説 3. 応答を働きかける仕組みの検討 4. 連鎖組織の基本単位をめぐる議論:3つの発言順番の組について 5. おわりに 第3章 会話分析から言語研究への広がり ―相互行為言語学の展開 横森 大輔 1. はじめに 2. 会話分析と言語学の邂逅 3. 相互行為言語学における3 つの視点 4. 相互行為言語学的アプローチの実践例 5. おわりに 第4章 相互行為における身体・物質・環境 城 綾実 1. はじめに 2. マルチモダリティ研究の背景 3. トピックごとの歴史と広がり 4. 相互行為資源の複合的なはたらき:観光場面を例に 5. おわりに 第5章 会話分析とフィールドワーク ―やりとりのしくみの解明と社会的世界の解明 戸江 哲理 1. 会話分析とフィールドワークを連絡する2 つのルート 2. 社会的世界とエスノグラフィ 3. 会話分析とエスノグラフィの関係の整理 4. 会話分析にエスノグラフィックな情報を使う 5. 会話分析で社会的世界を解明する 6. フィールドワークと社会的世界らしいやりとり 7. 社会的世界への新たな気づきを可能にするもの 8. どんなふうに連絡されていたのか 第6章 発話デザイン選択と行為の構成 ―精神科診療における処置決定連鎖の開始 串田 秀也 1. はじめに 2. 行為の構成と発話デザイン 3. 精神科医が処置決定連鎖を開始する発話のデザイン 4. 結論 第7章 認識的テリトリー ―知識・経験の区分と会話の組織 早野 薫 1. はじめに 2. 経験・知識の区分と発話の組み立て 3. 経験・知識の主張と交渉 4. 行為の組み立てと認識性 5. 認識性と応答の確保 6. 認識的主張とその「正当化」: ハンド・マッサージ場面からの事例の分析 7. おわりに 第8章 会話分析と多言語比較 林 誠 1. はじめに 2. 会話分析と言語構造 3. 英語以外の言語の会話分析から多言語比較研究へ 4. 「付随効果」と多言語比較研究の展開 5. ディスカッション 6. おわりに 第9章 会話分析はどこへ向かうのか 西阪 仰 1. 3 つの主題 2. 成員カテゴリー化装置 3. 適合配列・優先関係・共感 4. 相互行為における触覚と感覚 5. 「身体性」を取り戻すこと 索引 執筆者紹介
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