英語のおさらい(おとなの楽習)
稲葉 剛 著
内容
目次
「まえがき」から(抜粋) 英語圏で3ヶ月程度、英語漬けの生活をおくれば、ある程度の日常会話には困らなくなります。でも、それはお店で「あれがほしい、これがほしい」というレベルでしかありません。そこから先に進もうとすれば、やっぱり中学校で習う英語、特に英文法が必要になってきます。 英語圏で育った人が英文法を習わなくてもしゃべれるのは、日本で育った私たちが日本語の文法を習わなくてもしゃべれるのと同じです。 日本語が英語と同じような文法構造を持っているのならば、英文法なんか勉強しなくても、英語をシャワーのように浴びれば、ペラペラ話せるようになるでしょう。 でも残念ながら、日本語の文法は、英語と全然違います。文法が違うということは、モノの考え方の発想が全然違うということです。 日本語で育った私たちは、ついつい日本語の語順や言い回しに引きずられて、英語を話そうとする傾向があります。 「日本語脳」でもって、英語をしゃべろうとすると、必ず間違えます。 よく「英語脳」を作ればいいと言いますが、私たちは幼児ではないので、英語をシャワーのように聞いても「英語脳」はでき上がりません。 ネイティブの人たちの発想法を知って、日本語との違いを意識すること。まわりくどいけど、そこから始めるしかないのです。 最初は考えながらですが、文法をマスターして、しゃべることに慣れてくると、意識しなくても「日本語脳」と「英語脳」の切り替えができるようになります。 そのための第一歩。それが中学英語なのです。
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