人類進化論~霊長類学からの展開~
山極 寿一
著
発行年月 |
2008年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
187p |
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大きさ |
21 |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学 |
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ISBN |
9784785352172 |
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商品コード |
0108066014 |
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NDC分類 |
489.9 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0108066014 |
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著者紹介
山極 寿一(著者):総合地球環境学研究所所長、京都大学名誉教授、理学博士。1975年 京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程退学。ナイロビ研究センター、カリソケ研究センター、日本モンキーセンター、京都大学助手・助教授・教授・総長などを経て現職。
内容
本書は、日本と欧米における視点の違いを考慮しながら、これまで霊長類学が扱ってきた人類進化のテーマと発見をわかりやすく紹介する入門書。野生霊長類のフィールドワークの成果に基づいて人類の進化史の解明を試みた。
はじめに霊長類学の発想とは何かを紹介し、日本と欧米の考え方の違いを解説する。続いて、人類の誕生の舞台になった熱帯雨林と、そこに適応してきた霊長類の進化史を概観し、他の哺乳類と異なる生活史を進化させたサル・類人猿・人類のそれぞれの特徴をまとめた。また、性の進化、オスの子殺しと暴力、和解行動・道具行動や種々のコミュニケーション能力について、それぞれ章をさいて解説した。最後に、霊長類学の知見から描いたヒトの進化について総括し、まだ解明されていない人類進化の謎について述べた。
本書を通して、人類の過去を遡り、現在の人間を見つめなおす視線を養い、その探求の楽しさが味わえるであろう。