内容
まだ見ぬ技術を追究する研究者、未曾有の市場に群がる企業家──激動の時代に翻弄されつつも、来たるべきコンピューターの世紀を夢みた人びとによる、もうひとつのアメリカ現代史。アラン・チューリング、ハワード・エイケン、フォン・ノイマンからエッカート=モークリー、ケン・オルセン、そしてビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、リーナス・トーバルズへ。果てしなく受け継がれる革新の物語。
目次
日本語版へのまえがき
献辞
謝辞
序 章 コンピューターとは何か
コンピューター革命と技術史
本書のテーマ
第1章 商用コンピューターのあけぼの 1945-1956年
ユニバックの誕生
実用機としてのカードプログラム式計算機
プログラム内蔵式であること
フォン・ノイマン・アーキテクチャの意義とは
エニアックからユニバックへ:最初の転機
ユニバックの登場
ユニバック導入をめぐる物語
ユニバックへのIBMの対応
ベンチャー企業ERA
ドラム式コンピューターの登場
その後のドラム式コンピューター、1953-1956年
むすび
第2章 コンピューター時代の到来 1956-1964年
コアメモリの誕生
ハネウェル、GE、RCA
コンピューター・アーキテクチャへの誘い
トランジスタ時代の到来
IBMの台頭
トランジスタ式小型コンピューター
むすび
第3章 ソフトウェアの黎明期 1952-1968年
黎明期(br /> アップルIIのディスク・ドライブとビジカルク
IBM PCの登場(1981年)
MS-DOSの成功
IBM PCとIBM
「良いものをより良くしようと思うと、
本来の良さを損なってしまうことがある」
マッキントッシュの登場(1984年)
PC互換機メーカーの台頭
第9章 ワークステーション、UNIX、インターネット 1981-1995年
UNIX:ニュージャージーからカリフォルニアへ
VAX戦略の結末
RISCアーキテクチャの登場
ネットワーキングI:イーサネットの登場
ネットワーキングII:インターネットの登場
ネットワーキングIII:ワールド・ワイド・ウェブの登場
むすび
第10章 インターネットの時代 1995-2001年
マイク