著者紹介

内容

目次

図版目録 第一篇　源氏物語を歩む 第一章　源氏物語書写の黎明 第二章　源氏物語の書写と刊本 第三章　源氏物語古写本に見る朱点 　　　　--三条西家証本の場合 第四章　三条西家証本源氏物語と奥入 第五章　鳳来寺本源氏物語の親行識語と書誌 　　　　--桃園文庫蔵模本を通して 第六章　鳳来寺本源氏物語の伝来経路 　　　　--桃園文庫蔵模本を通して　 第七章　別本源氏物語「澪標」の巻出現 第八章　源光行における東邑 　　　　--『河内本源氏物語成立年譜攷』補遺 第九章　源光行自筆書状の新出をめぐりて 　　　　--定家の新勅撰和歌集撰集と光行の鎌倉　 第十章　明月記の紙背文書に見る書状 第十一章　源氏物語をめぐる断章（16篇） 第十二章　もう一つの「むらさき」創刊号 　　　　　--源氏物語劇上演禁止の波紋 第十三章　与謝野晶子『梗概源氏物語』の成立 第十四章　与謝野晶子『中部山岳抄』作歌ノートと結び字　 第十五章　鶴見大学蔵源氏物語伝本解説 第二篇 源氏物語のあとさき 第一章　定家筆蹟模本伊勢物語の出現 第二章　伊勢物語百十一段の変容 　　　　--定家筆模本の出現をめぐりて 第三章　鶴見大学蔵伊勢物語五種解説 第四章　小松茂美氏蔵定家様筆本伊勢物語の調査概要 第五章　藤原定家の撥音識別表記確立と崩壊 第六章　浜松中納言物語概説 第七章　浜松中納言物語散逸首巻の梗概 第八章　渡唐物語の周辺 第九章　祖形本浜松中納言物語巻二（零本）の新出 第十章　祖形本『浜松中納言物語』の写し手は誰 　　　　--『とりかへばや』と『恋路ゆかしき大将』と 第十一章　浜松中納言物語における唐土の背景 　　　　--日本漢文学との交渉 第十二章　更級日記における和泉下りの位相 　　　　　--孝標女と兄定義との永承年間 　　　　　付、菅原定義詩文詩句拾遺 第十三章　高松宮本堤中納言物語解説 第十四章　対談　松浦宮物語と藤原定家【河合隼雄・池田利夫】 第十五章　尊経閣文庫蔵唐物語解説 第十六章　唐物語の語彙攷 第十七章　翻訳説話の変容一楊貴妃譚を主に 第十八章　一音節語の名詞の運命 第三篇 文芸和漢の道 第一章　大東急記念文庫蔵枕草子解説 第二章　枕草子第一〇〇段?第一〇六段管見 第三章　鴨長明の大原と日野--禅寂伝に関する新資料管見 第四章　道元自筆『対大己法』断簡の新出と原本書誌 第五章　蒙求古注賛--故宮博物院本への道 第六章　『蒙求』今は昔--蒙求和歌への道程 第七章　『蒙求古註集成』総説と諸本解題 第八章　『蒙求古註集成』序と跋 第九章　鼎談　古典の翻刻と影印 　　　　--典籍の流動と扱い【松尾聰・石田穣二・池田利夫】　 第十章　鶴見大学蔵貴重典籍解説 池田利夫著述目録 本書所収章節発表誌要目 あとがき