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三国志演義の世界 増補版(東方選書)
金 文京
著
発行年月 |
2010年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
302p |
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大きさ |
19 |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学 |
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ISBN |
9784497210098 |
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商品コード |
0110041070 |
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NDC分類 |
923.5 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2010年07月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110041070 |
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著者紹介
金 文京(著者):1952年東京都生まれ。京都大学大学院中国語学文学科博士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所教授。主要論著:『花関索伝の研究』(共著、汲古書院、1989年)、『老乞大――朝鮮中世の中国語会話読本』(共訳註、平凡社東洋文庫、2002年)、『三国志の世界――後漢三国時代』(『中国の歴史』4、講談社、2005年)ほか。
内容
物語としての『三国志演義』は、いかに作られたのか。正史『三国志』に基づいた史実とフィクションを交えた叙述のスタイルを分析し、唐代以前から明清代にいたる『演義』の成立事情、謎につつまれた作者羅貫中の人物像、関羽・劉備・張飛ら登場人物のキャラクターの変遷など、奥深い作品世界を案内する。後半では、『演義』の研究にも大きな影響を与えた民間伝承『花関索伝』、明清代の書坊による出版戦争、『演義』に反映された正統論や五行思想など、物語の背後にある文化や世界観も描き出す。本「増補版」では、初版から十七年を経た研究の進展を随所に反映させるとともに、日本と韓国における『演義』の受容を第九章として新たに加えた。