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書誌学のすすめ~中国の愛書文化に学ぶ~(東方選書)
高橋 智
著
発行年月 |
2010年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
274p |
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大きさ |
19 |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学 |
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ISBN |
9784497210142 |
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商品コード |
0110081601 |
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NDC分類 |
020 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2010年11月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110081601 |
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著者紹介
高橋 智(著者):1957年仙台市生まれ。1986年慶應義塾大学文学研究科修士課程修了。1986~88年上海復旦大学古籍整理研究所高級進修生。1990年慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授。文学博士。論著に『室町時代古鈔本『論語集解』の研究』(汲古書院、2008年)、「宋版の受容と日本の漢学」(『漢字文化三千年』高田時雄編、臨川書店、2009年)ほか。
内容
「善本」の価値観と見方を懇切に講義。書物の誕生から終焉、再生と流転までの生涯とともに、中国歴代の書物文化史を概観。現代書誌学による調査の実例や、「中華再造善本」「古籍普査」など中国の最新動向も伝える。
●編著者のことば
書誌学はけしてすすめられるようなものではない。書物に接して何かの感触が心の琴線に触れたとき自ら学んでみたいと思うのがその出発点だからである。価値を定める鑑定人はたくさんいる必要はない。ただ、その鑑定に至る学問の経緯を理解できる人はいればいるほどよい。書物にとってそれは何よりの大きな味方となるからだ。……大切なことは、中国で生まれた書物は中国人の感覚で捉えなければならないことであり、それが日本に渡って来たら、日本人の感覚で捉えなければならないということである。書物の運命と生涯である。これを考え続けて行くときに古籍はそれにまつわる事跡・人物などさまざまな過去を語り続けてくれるのである。(本文より)