科学の目科学のこころ(岩波新書 新赤版 623)
長谷川 眞理子 著
内容
目次
はじめに──「この先はなし」から「さらに先へ」 Ⅰ 生物の不思議をさぐる ムシの妊娠、ムシの子育て コンコルドの誤り ハンディキャップの原理 対称性と美的感覚 抽象化された「生物」は存在するか? 進化的軍拡競争 朝三暮四 ウサギはサルの親戚? Ⅱ 科学・人間・社会 二つの「文化」のあいだの深い溝 サイエンティフィック・リテラシー 薬害エイズ問題と科学者の倫理 生殖技術と「親子」の種類 ハロー、ドリー! 人間の多面的理解に向けて 脳が脳の働きを理解する 科学者と科学哲学者との対話 自然史の復活 誤訳・翻訳・学術用語 HAL、R2‐D2からアンドロイドへ Ⅲ 科学史の舞台裏 巨人の肩の上で 「エオヒッパス」にまたがる「エオホモ」 デカルトの誤りとデカルトの慧眼 フェルメールとレーウェンフック 恐竜のロマン ピルトダウンのいかさま ダーウィン紀行 Ⅳ ケンブリッジのキャンパスから 地球にはどれだけの人間が住めるか? 手紙と会話 ワインとシュニッツェルと国際学会 ミツバチの労働 社会的構築としてのアヒル 日本の大学という職場 女性研究者はなぜ数が少ないか? 言語進化の学際的研究 建築物の自然観 牧場の地面に降りた虹 不思議な虹はこうしてできた(寄川弘玄・村松伸二) ニュートンのネコ おわりに──天使になろうとして野獣になる あとがき 注
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