Encyclopedia of the World's Endangered Languages H 688 p. 07
内容
グローバリゼーションの影響の下、急速に消滅しつつある世界中の諸言語への関心はここ10年で特に高まりをみせています。本書は、あと数十年で消滅する恐れのある世界の諸言語を網羅しています。
全体の序文では、世界中の多くの少数言語が次世代に継承されることなく消滅する理由が論じられ、「危機」の基準が設定されます。その後に、各地域の著名な専門家が当該地域の危機言語を論じるセクションが続きます。
各地域セクションには、各地域固有の言語保存の問題や分類の問題を論じ、また既に死語となった言語を概観する序論が付されています。続いて、系統的近縁関係によって分類された各地域の言語のリスト(危機言語以外の一般の言語も含む)とともに、危機言語としてそのリストに挙げられた諸言語が論じられいます。
多言語国家の現在の言語政策の分析や、世界中のあまり知られていない言語の詳細な解説、地域ごとに区分された世界中の危機言語のリスト、世界の各地域の少数言語の複雑な集合を示す地図等々を収録した本書は、現在の言語状況を考える上で貴重かつ必須のレファレンスとなっています。