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厳復~富国強兵に挑んだ清末思想家~(東方選書 41)
永田 圭介
著
発行年月 |
2011年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
7p,343p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書 |
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ISBN |
9784497211132 |
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商品コード |
1003564095 |
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NDC分類 |
125.6 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2011年08月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2011/09/11 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1003564095 |
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著者紹介
永田 圭介(著者):1935年12月、大阪生まれ。建築塗装業界に入り、日本建築学会会員を経て1996年日本建築仕上学会賞受賞。装和技研建材科技有限公司(中国蘇州)副董事長。日本ペンクラブ会員・日本中国文化交流協会会員。著書に『競雄女侠伝――中国女性革命詩人秋瑾の生涯』(編集工房ノア、2004年9月。平成18年度「半どん文化賞」文化功労賞受賞)、『秋瑾――競雄女侠伝』(中国語版、聞立鼎訳、北京・群言出版社、2007年1月)、『アーチ伝来――土木技師空海』(編集工房ノア、2006年6月)
内容
アヘン戦争後の内憂外患から辛亥革命へ。近代国家へと生まれ変わる中国に生きた啓蒙思想家であり、魯迅にも強い影響を与え、日本の福澤諭吉にも比肩される厳復(1854~1921)の生涯を描く。黎明期の海軍学校に学んだ少年時代と英国留学を経て、日清戦争の敗北に衝撃を受けた厳復は、救国ための精力的な言論活動を開始する。『天演論』などの訳著を世に問う一方、北京大学の維持・改革にも尽力。そして晩年、第一次大戦の殺戮を目の当たりにした厳復が『荘子』に傾倒した理由とは。列強による民族淘汰の危機感の下、祖国のために「富強」を追求した厳復の姿を、同時代に富国強兵への道を歩んだ日本をも視野に入れながら、共感を込めて描く評伝。