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文化財の価値を評価する~景観・観光・まちづくり~(文化とまちづくり叢書)

垣内 恵美子, 氏家清和, 岩本博幸, 奥山忠裕, 児玉剛史  著

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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2011年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 203p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/美術理論・美術史
ISBN 9784880652696
商品コード 1004064749
NDC分類 709.1
基本件名 文化政策
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2011年11月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2017/07/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1004064749

著者紹介

垣内 恵美子(著者):政策研究大学院大学 文化政策プログラム教授、プログラム・ディレクター。 政策研究大学院大学教授。東京大学法学士、シドニー大学経済学修士、東京大学工学博士。文部省入省後、文化庁文化政策室長、一橋大学教授などを経て、2004年より現職。パリ大学、トリノILOセンターなどで教鞭を執るほか、国土審議会政策部会委員など。著書に『文化財政策概論』(共著、東海大学出版会)、『文化的景観を評価する』(水曜社)、『フランスの文化政策(監訳)』など。2002年度日本都市計画学会論文奨励賞受賞、2009年度計画行政学会論文賞受賞。

内容

文化財とは、それぞれの時代に創造された新たな価値が長い時を経て社会的な認知を受け、地域や社会にとって貴重な資産となったものである。また文化財には、歴史的・文化的価値などの公益的側面があり、その価値を維持し高めていくために継続的に公的な支援が必要である。しかし限りある財源から文化財の価値を維持するためには、文化財が持つ便益の種類や受益者を特定し、維持、保存することによって得られる便益を推測しながら、適切で持続的な支援のシステムの構築が不可欠である。
そしてそのためには文化財の価値の評価手法が重要となる。

本書では第一の目的として、文化財の市場に現れない価値をはかるために、文化財保護の受益者とその便益の規模をできるだけ客観的に定量的に推定してゆく。
第二の目的として、地域作りと文化財保護の新たな関係性を焦点にあてる。町並み、歴史的建造物、伝統工芸品、舞台芸術など、多様な文化財を単に支援を受ける一方的なものととらえず、地域づくりに活用するための前提として人々が何を求めているのか実態に迫る。
第三の目的として、文化財のより持続的な保護のあり方と市場からの資源の調達の可能性について考察し、できれば制度論につなげてゆこうというものである。

本書は8年をかけ調査・検討を試み、事例研究をまとめたものであり、文化財保護に関わる実務者、研究者、自治体関係者必読の1冊です。

目次

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