基礎組織学の十分な教育は全ての病理医にとって必要不可欠です。しかし、組織学と病理学の間には、特に病理医に向けた組織学の情報がしばしば不足するというギャップが常に存在していました。本書では、外科病理医の視点から見た人体の正常組織の顕微鏡的特徴を取り扱います。また、組織学に動物でなく人体の組織を用いた唯一のテキストです。正常組織学の情報を扱う文献の中で最も優れたリファレンス・ブックであり、全ての臨床病理医にとって必携の書となっています。病理医のために病理医によって執筆されており、新版ではこの5年間の進歩を取り入れ、最新の正常組織学に対する病理医の理解を促します。前版は臨床病理医に加え、病理の研修を始めるほぼ全てのレジデントが使用する権威あるテキストとなりました。新版はその強固な基礎に基づき、一部の執筆者の変更を除いて目次は基本的に前版と同じです。